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2009年7月21日火曜日

ライラック・ホテルの怪事件

ライラック・ホテルの怪事件
著者:キャロリン・キーン
訳者:渡辺庸子
ナンシー・ドルーミステリー4

 女子高校生?が活躍する少女探偵ミステリーです。
 まずびっくりするのが、 発表されたのが1930年だということです。 小道具や風俗部分はさすがに古臭さを感じる部分もありますが、それらを感じさせない新鮮さがあります。
 この年代で少女(少女と言っていますが、18以上20歳未満の設定で、いまどきの少女の区分からは感覚てきなずれはありそうですが・・・)で、探偵ってところがすごいです。
 家族も理解があり、上流階級に属しているとは思うものの自由闊達に振舞う姿は、いまどきのと感じます。

 今回は、知り合いが経営をするライラック・ホテルで冒険・謎解きです。
 予定調和的に謎と解決のための手段が提示される。 優等生なんだけど嫌味なく人気者であるのも配役的におもしろいです。
 謎もそれほどややこしいことも無く、あとであぁと分かる程度の分かりやすい伏線も張られていて児童向けなのですが、ミステリーとしては十二分に楽しめますね。
 結構長いシリーズなので、順次完訳再販が進むことを期待します。
 

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