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2009年9月29日火曜日

化物語

化物語
著者:西尾維新
イラスト:VOFAN

 たまに見かけていた西尾維新さんの著書。
 なかなか新たなシリーズ系の本に手を出すのを控えていましたが、同僚からのお勧めです。 とのコメントつきでお借りした。
 確かに面白い。
 言葉の使い方が面白い。 会話のやり取りが面白いです。

 故意に間違って使うことわざや熟語、それをわざわざ解説するところも良い感触です。

2009年9月26日土曜日

最近、あなた笑えていますか

最近、あなた笑えていますか
著者:樋口強
日経経済新聞社

 生存率が低いと宣告された樋口強さんの新たな新作落語「病院日記」と飼い猫に教えられることです。
 他の著書と含めて、笑いに関して一貫した主張をベースに展開する含蓄ある無いようです。
 異論あるかもしれませんが、本人または、家族に大病を患ったことがある人たちには共感できるところが満載ではないかと思います。
 普段、生活や仕事に追われて振り返れない思いを、落ち着いて、あらためて感じてみるには良いのではないかと感じました。
 

2009年9月23日水曜日

敵は海賊・短編版

敵は海賊・短編版
著者:神林長平

 久しぶりに出た 敵は海賊 しかし、どこかで読んだ気が・・・・
 初出を見ると短編のうち、3編は、81年、89年、99年とのこと! そんなに前から書かれていたのかと少しびっくりしたこと、その頃雑誌を読んでいた自分も居たこともびっくりです。
 しかし、どれも敵は海賊の世界観を端的にあらわしていて、本編と違う人間味(海賊味?)のある姿に感じられます。
 いままで出てなかったのが不思議な短編でした。

2009年9月13日日曜日

真・大日本帝国軍 陸海統合の嵐 3カリフォルニア沖海鮮

真・大日本帝国軍 陸海統合の嵐 3カリフォルニア沖海鮮
著者:羅門裕人
学研M文庫

 完結編です。
 味方にポイントが入れば、敵にもポイントが入ります。
 シミュレーション系の仮想戦記だと仕方ないですが、圧倒的に片方が有利になることはほぼありません。
 今回も日本・北海道を敵にいいようにたたかれますが、カリフォルニアを叩いて、戦術的には痛み分けだけれども、戦略的に大勝利した。 
 圧倒的に国力の違う国ドウシを同じレベルに持ってこなければいけない苦労が良く感じられます。

 もっと戦略的な大きな目で見ることが出来る自分になりたいなと感じさせる話でした。

”文学少女”と恋する挿話集2

”文学少女”と恋する挿話集2
著者:野村美月
イラスト;竹岡美穂
ファミ通文庫

 今回は、本編を横から見たエピソード集でした。
 ななせ本と聞いていたけれど、紅楽々(クララ)と亮太本でした。
 今回は、すべて詩集ベースであるけれど、クララ家族はぶっちぎってキャラが立っていました。
 このシリーズは、もっと続けてほしいと思ってしまった。

 結構うまく、本編とマッチさせているところと、本編ほどどろどろとしていない恋愛っぽい話になっていたおが好印象です。
 本編を知っているからこそ、引き立つ話たちでした。

2009年9月9日水曜日

”文学少女”の見習いの初戀

”文学少女”の見習いの初戀
著者:野村 美月
イラスト:竹岡美穂
ファミ通文庫

 本編が終了後の外伝的な後日譚です。
 天野先輩卒業後の心葉君の3年生かつ部長の話ですね。
 しっかりと後輩に好かれている心葉君で、相変わらずの美羽、芥川、ななせです。

 事件を推理するのでなく、想像するのは、この話のスタイルですが、さすがにオイオイと突っ込みたくなること満載です。
 結構おどろどろしい内容ながら文体がやさしいので、深刻さを感じさせないのは良いところです。
 菜乃ちゃんの話はもう少し見てみたいところです。

大伝説の勇者の伝説6 戦場に堕ちるアルファ

大伝説の勇者の伝説6 戦場に堕ちるアルファ
著者:鏡 貴也
イラスト:とよた 瑣織
富士見ファンタジア文庫

 大伝勇伝も一気に進捗があり、伏線と思われるモロモロが明かされてゆきます。
 各大陸の制覇する各勢力もみえてきて、主人公?のライナもやる気を出し始めました。
 この進捗感はライトノベルの醍醐味でもありますね。

2009年9月4日金曜日

彼女は戦争妖精4

彼女は戦争妖精4
著者:嬉野秋彦
イラスト:フルーツパンチ
ファミ通文庫

 急展開だと思いきやあんまり時は立っていない本書
 ストーリーとしては、脇役だと思っていたキャラクターが絡み始め因縁めいて展開すると思われていた
ハーン君とイグレインは、本巻で退場のようです。
 終息に向かいつつあるようで読めない展開結構面白いです。
 新しいキャラも出てきて、謎のキャラの薬子さんもより謎さが際立ってきています。
 全くストーリに関係の無い山崎とクラスメイト達は日常さを感じさせて、非日常との差を魅せてくれていると感じます。

2009年9月2日水曜日

黄昏色の詠使いⅩ 夜明け色の詠使い

黄昏色の詠使いⅩ 夜明け色の詠使い
著者:細音 啓
イラスト:竹岡美穂
富士見ファンタジア文庫

 黄昏色も最終楽章本編の最終巻です。
 言葉遣いが細やかでやさしい雰囲気があるので好きな話でしたが、さすがに最終巻となるとさびしく感じます。
 イベントやシチュエーションは、どこと無くどこかで読んだことがある気もしながらもそれを感じさせない世界観が構築され独自に昇華した感があります。
 カインツとイブマリーに期待されていたことをネイトとクルーエルが成し遂げたことは少し涙が出そうになりました。
 次回作もすぐに出てくるということで楽しみです。