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2010年12月14日火曜日

帰りたくない

帰りたくない 少女沖縄連れ去り事件
著者:河合 香織
新潮文庫

 以前看護士の方に薦められて読んだ「セックスボランティア」の著者である河合香織の名前が頭に残っていたので、手にとりました。
 たしかにワイドショー等に取り上げられて何かで聞いたと思われる事件でしたが、詳細は全く知りませんでした。
 この本をよんで事件の詳細をしることが出来ました。
 ワイドショー等が報道する一面以外に深く、広い背景があることが分かります。
 取材の関係もあるのでしょうが、それぞれ関係者が自分達なりのストーリーを持っており、正当化とは言い過ぎかも知れませんが、誰もが間違ったことをしていないけれども悪いほうに転がってしまう、負の連鎖に陥っている。
 取材に基づいているだけに正確ではあると思いますが、フィクションのように関係者の内面を詳しく見ることが出来ないため、小説やドラマに比べると多角的に見れていないのではないかと邪推してしまいます。 すでに私が擦れているってことかも知れません。
 
 ただし、職場の方と話をしていたところ、あのOさんに主人公でもある山田さんになにか重なってくるものがあります。
 何ででしょう。

 

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