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2011年5月1日日曜日

戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー

戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー
著者:神林 長平
早川文庫

 久しぶりの雪風、堪能しました。 
 謎の星、謎の異性体、謎の戦争と謎だらけで、全く解決が見えない謎ばかりですが、対比されるように人類、人間、人間性、FAFの組織、機械知性体など考察され、解析され、分析され内面が、自分自身が謎となり、それらは解き明かされてゆくと感じました。
擬人化できないものは、謎といいながら理解できないものですから、自分の眼鏡で見た世界しか理解・認識できないのであれば、認識、言語化できない事象は理解も把握できないってことなのでしょう。
 まあ、そこまで哲学的なことは私自身把握も理解も出来ませんが、唐突で突飛な話が多い中、理論的に淡々と進むこの手の話は好きです。
 ただ、読むのみ時間がかかるのだけが難点でしょうか

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