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2011年5月8日日曜日

壊れる日本人

壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別
著者:柳田邦男
新潮文庫

 壊れる日本人、書名を見て心惹かれました。
 普段感じていることを、原因も含めて考察されていると感じました。
 特に出だしの携帯の依存については、出勤途中の電車の中で読みはじめたのですが、見回すとほとんどの人が携帯電話を手にしていました。
 私のように本を持っているひとは少なく、携帯の次は、携帯のゲーム機です。
 ここで指摘されている電子メディアにどっぷりと染まっています。
 自分自身もコミュニケーション能力である感情や思いの言語化がつたないと思っていますが、この本を読んで、この不安感の言語化、意識化が出来たように思います。
 また、先日よんだ戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー内での意識化(=言語化)の表現の意味も認識できたようあらためて感じました。
 普段、コンピュータ関係の職だけでなく管理系の作業をしていることから二極化、線引きをすることが多いですが、身につまされる内容でもありました。
 小さい子を持つ人だけでなく、似たようなもどかしさをもっている人には読んでほしいと感じました。
 いまでは聞かなくなりつつある、テレビ一日1時間まで、ゲームは30分などと同じようにネットは1時間、電子メディア(スマートフォンなど)は、プライベートでは何時間など決めて見ようかと感化されました。
 前に風刺であった機械に使われる労働者のように電子メディアやソーシャルツールに使役されることが無い自分になろうと思います。

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