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2012年4月29日日曜日

実戦「危機管理」 平時の指揮官有事の指揮官

実戦「危機管理」平時の指揮官有事の指揮官
著者:佐々淳行
文春文庫
 
 久しぶりのノンフィクションを読みました。
 個人的にはあまり役に立つ立場にはいませんが、経験に裏づけされた示唆にとんだものでした。
 本当に感じること、思いが伝わってきたように思います。

 内容も確かにと感じるものばかりでしたので、平時でも有事(あってほしくないですが)でも小さな立場ではありますが、後ろ指だけは刺されないような行動が出来ればよいなと思います。
 
 アノ人たちにはすこし読んでもらいたいと思うものでもありますね。

2012年4月22日日曜日

算数宇宙の冒険 アリスメトリック!

算数宇宙の冒険 アリスメトリック!
著者:川端 裕人
実業之日本社文庫
 
 まずはじめに表紙を開いてびっくりしました。
 小説のはずなのに左開きの横段落でした。 もしかして一時期流行った携帯小説系かとちょっとあせりました。
 題名にもあるように算数(数学)として、式を書かなければいけないので横書きだったようです。
 
 メインは数学的な命題であるリーマン予想をベースですが、あとがきや解説にも書かれているように数学的、論理的な話は好きだけれども数の素養が無い私としては、式や論理を鑑賞、または雰囲気だけを楽しむコトにしました。
 けれど、アリスメトリックと言葉が浮かんだだけで、このような話に発展し、数字に興味を持つ方向性をもたす入門的に思える小説ができるとは、想像外です。
 雰囲気、式を愛でる読みで終わりましたが、ちょっとは、階乗や素数レベルの話は理解して再度読み返すなどでいれば良いかなとは思うもののさすがに難しそうです。

2012年4月10日火曜日

天使たちの課外活動2

天使たちの課外活動2 ライジャの靴下
著者:茅野砂胡
中央公論社

 毎回小さなことから回りまわって大きな話になってゆきます。
 トゥルークの人たちは、なかなか良いキャラな方たちばかりです。
 ちょっと違った天使達になってきています。
 
 脇役、チョイ役だと思っていた人たちが、あらためて登場して展開してゆきます。
 けれど、靴下探しが、なんでこんなことになるのでしょう。
 ほんと展開が読めないですね。 勢いで転がってゆくようにも感じます。

 一番面白く読んだのは、アドレイヤ伯父さんことお師匠さん登場の短編部分です。
 先によんでから本編読んだらもっと面白かったかも知れません。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない10

俺の妹がこんなに可愛いわけがない10
著者:伏見つかさ
電撃文庫

  険悪なニンゲン関係のはずが、いつの間にか良い方向の関係に変わっています。
 最後には、定番の言葉がありましたが、デレの期間に突入なのでしょうか。
 ありがちな主人公の鈍感さが発揮されてもいますが、マジ神な交友関係がすばらしい。
 なんか、ピアピア動画読んでから、ちょっと使いたくなった言葉もありますが、また新たなイベントを発生させつつ、終了です。
 
  っとナニを書いているか分からなくなってきましたが、まだまだ続くようです。

2012年4月6日金曜日

南極点のピアピア動画

南極点のピアピア動画
著者:野尻 抱介
ハヤカワ文庫

 ライトな話からハードな話まで読んでいてあんまり作品でていないなぁと思っていたら、作家活動よりもPな活動をメイン?にされていたのでしょうか。
 どの作品もですが、アイデアがおもしろい。
 始めはピアピア動画は、単なるネタかと思いましたが、展開の中心になるとは。

 軌道エレベータや双極ジェット、クジラの会話などレイがからむとこんなコトになるなんて思いも寄りませんでした。
 ニコの方は、まだ初心者ですが、分かる気がします。
 特に、はじめの潜水艦の後藤さんや艦長のような感触が自分のような感覚です。

 雲を泳ぐ を鑑賞しながら・・

2012年4月3日火曜日

火の国、風の国物語10-13

火の国、風の国物語 10-13
著者:師走トオル
イラスト:光崎瑠衣
ファンタジア文庫

 火の国、風の国物語、10巻からラストの13巻まで一気に読みました。
 主人公アレスが挫折から立ち直り、一気にラストのハッピーエンド?まででした。

 ライトノベルとしては、厚い本ではありますが、やはり読みやすく軽快です。
 結局、対抗のジェレイドは、最後まで貧乏くじを引いてますが、水戸黄門的な世直し旅の外伝も始まるかも知れません。

 それとも妖魔のフリのあるようなので、地の国、水の国物語が始めるか、もしれません。

氷結鏡界のエデン9 決戦限界 -アマリリス・コーラス-

氷結鏡界のエデン9 決戦限界 -アマリリス・コーラスー
著者:細音 啓
イラスト:カスカベアキラ

 だんだんと黄昏の世界が侵食してきているように感じます。
 開放序詞もそうですし、出てくるセラの虚像もです。

 急展開しているので、後もう少しでしょうか、次回こそ、根本的な秘密が明かされるのではないかと期待できます。