戦闘機パイロットの空戦哲学
著者:服部 省吾
光人社NF文庫
題名から空戦テクニックやそれらに関するものかなぁと思いながら手に取りました。
ちょっとだけ違うようで、戦闘機パイロットがどのような人間なのか、どのような思いで飛んできたか、著者の経験をもとに書き連ねたないようでした。
通常思われる戦闘機パイロットのイメージからそれなりに離れた実像を語っておられます。
始めは、イメージを壊すような内容かなとは思いながらも読み進めてゆくうちに、すこしにミスでも重大事故(怪我や命にかかわる)につながる可能性のある日々をすごしていると確かに哲学と読んでも良い考え方、行動を取っておられるように感じました。
本を書かれるだけあって、観察、考え方などなかなか、思ってみても実践は難しいなかなぁと思います。 また、研究熱心なところも多々あり、語られているように他のパイロットの方のちょっとせつな的とも思われる方が一般的なひとなのかなと思いますね。
いろいろ感化されるところが多くありました。
最近は、かるい物語系を読むことが多かったので、目が見開かされた感じがしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿