ページビューの合計

2013年12月21日土曜日

皇国の守護者3 灰になっても

皇国の守護者3 灰になっても 著者:佐藤大輔 中公文庫  今回のサブタイトル 灰になっても がちょっと把握できませんでしたが、敵味方、味方内でも考え方の違いなど描かれていて、面白く読みました。  まだ、大協約世界は分からないことが多いですが、戦争の理由に単純では無くって経済や軋轢などもありなかなか深い流れです。  前回もそうでしたが、本編も面白いですが、書き下ろしの「職業倫理」はより面白く読みました。  偏った倫理ではありますが、そのようなこと、考えもありえると思うと、また面白く思えますね。  本編の文庫版ですが、どこまで出ているかあえて調べるのをやめました。 順番に文庫が出るのを楽しみに待ちます。

2013年12月13日金曜日

宇宙軍士官学校4 -前哨-

宇宙軍士官学校4 -前哨- 著者:鷹見 一幸 ハヤカワ文庫JA  こんかいは、士官学校の生徒だったメンバーも教官となって、次の世代を育てています。  また、士官学校以外の前線部隊や地球上の他の場所にも焦点を当てているところもありました。  世界もひろがっていますが、敵と呼ぶ謎の相手も迫ってきています。  前哨なので、どこまでなのか?気になりますが、展開が楽しみになってきています。

2013年11月30日土曜日

海軍士官クリス・ロングナイフ 辺境星区司令官、着任!

海軍士官クリス・ロングナイフ 辺境星区司令官、着任! 著者:マイク・シェパード 訳者:中原 尚哉  最近、ライト系がおおいため、ちょっと時間をかけて読んだ久しぶりのSFです。  今回もドタバタから防衛任務になってゆく、巻き込まれて周りが迷惑ではありますが、前回に比べて、けが人は多いですが、死人は少ない。  死人が少なければ良いことではありませんが、戦争と呼べない小競り合いでも、惑星規模での侵略につながっているため、規模だけは大きい話です。  大きな権力を持つ家同士の争いなのか、国家規模の争いなのか、区別が難しく描かれています。    ただ、今後は、異星人の遺産がらみになってゆきそうですので、血なまぐさいのは無くなりそうには無いですが、興味が湧きますね。  まだまだ、このシリーズは続いているようですので、出版社、訳者のかたも頑張って続きをお願いしたいところです。

2013年11月1日金曜日

不完全神性機関イリス5

不完全神性機関イリス5 154cmの花嫁機関 著者:細音 啓 ファンタジア文庫  イリスの巻も最終巻でした。  他のシリーズも含めて伏線など回収して納得の終わりでした。   回収できていないもろもろもありましたが、他のシリーズの中で回収されてゆくのかなぁと思っています。

2013年10月23日水曜日

フルメタル・パニック!アナザー6

フルメタル・パニック!アナザー6 著者:大黒 尚人 ファンタジア文庫   新章、第二部ということですが、話としては、前巻からの続きの流れです。   確かに、新章ということで、いろいろと初めてとなる展開ですね。   この手の話では、必ず出てくると思われる展開ですが、6巻となってとは思いませんでしたね。   もっと早くあってもおかしくないかなと思います。   新たな登場人物も出てきてこれからの展開も期待となります。

2013年10月20日日曜日

空白の天気図

空白の天気図 核と災害 1945.8.6/9.17 著者:柳田 邦男 文春文庫  題名から広島の核による被害を気象台に焦点をあてている話と思っていましたが、内容は、その後に来た枕崎台風に注目した内容でした。  ところどころ資料や聞き書きだけでは埋められない部分が多くあるようでしたが、逆に当時の混乱や大変さが伝わってくるようにかんじました。  核爆弾も大変なことではありましたが、その蔭になって隠れてしまっている大災害などあった。  今年は台風に関する被害も多く、先日の26号による土砂災害もまだ記憶に新しく、まだ復旧どころか被害も把握できていないようですね。  それが、京都大学のチームの遭難にも重なりちょっと涙がこぼれてしまいました。

2013年10月13日日曜日

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 4.総撃編

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 4.総撃編 著者:柳内たくみ アルファポリス文庫  

2013年9月20日金曜日

墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便

墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 著者:飯塚訓 講談社+α文庫  御巣鷹山 日航機123便の墜落事故における遺体の確認作業のドキュメント。  始めは、あまりにも凄惨な描写に背筋が寒くなり、手が震えました。  しかし途中の遺体の確認が進むにつれて、涙がこぼれてきました。  通勤電車の中で読んでいたのですが、涙ぐむ、涙をこらえて上を向く怪しい人物であったことでしょう。  日航機墜落は、ドラマ化や新聞記者の小説などいろいろなメディアとして理解をしていたような気がしていましたが、全くといって 本当のことを一部でも理解していたとはいえませんでした。    しばらく、夢に出てきそうではありますが、知ってよかったと思えるないようでした。

2013年9月13日金曜日

NHKすぺしゃる うつ病治療常識が変る

NHKスペシャル うつ病治療の常識が変る NHK取材班  実際にテレビでみたと思ったのですが、内容を読んであらためてうつ病の認識が甘かったのかなぁと思いました。  治療に注目をした内容なのでうつに関することよりも投薬や薬、カウンセリングなどについて、本当にこの内容であり今も継続しているのであれば、病院には行きたくないですね。  確かに昔に比べると、うつまたは予備軍といわれている方たちが普通に回りに居るようになりました。  本当にうつであるのか、違う意味で疑わしく見えてきてしまいます。    

2013年9月8日日曜日

皇国の守護者2

皇国の守護者2 勝利なき名誉 著者:佐藤 大輔 中公文庫  最近楽しみに刊行をしているシリーズです。   日本を思わせる地勢をもつ仮想世界での戦記と言って良いのかはわかりませんが、地政条件からいろいろな縛りが多いのは 同じように感じるところです。  今回、新城大尉の大隊は一戦、一戦はそれなりの被害と勝利をあげながらも結局戦えなくなり、自分で決めた条件を満たして降伏と なりました。  けれど、敵方の評価が高く、見方からの評価が低くなるのは心理的なながれも含めて面白くかんじました。  龍や大協約、光帯などまだまだ良く分からないこと、光帯については、あとがきですこし説明がありましたが、多いですね。  これらが伏線になってゆくのか、ファンタジーな世界観がより深くひろがってゆくのか気になるところです。

2013年9月2日月曜日

六花の勇者4

六花の勇者4 著者:山形 石雄 スーパーダッシュ文庫  六花と勇者ながらも7人目と敵との心理戦が主な展開となっています。  実際の戦いよりも、いろいろな思い、考え、が交錯して一人称のなかで展開が面白いですね。    今回は、アドレットの出身の村の方たちも出てきて、伝説の始まりの一輪の勇者も出てきつつ、謎も増えて、先はまだまだ続きそうです。  ただただ翻弄されている中で、反撃?勇者としての働きが見え始めた感じではありますが、ストーリーに引き込まれていました。  特に敵のほうが、謎や伏線のような背景が深くありそうで楽しみではあります。    しかし、下手に長引くと決着がつかないまま終わりそうでもあり、良いタイミングで終わるコトを期待したいです。

2013年8月28日水曜日

ボイスレコーダー衝撃の証言

ボイスレコーダー衝撃の証言 大韓航空機事件15年目の真実 著者:小山 巌 講談社+α文庫  まず始めに柳田邦男さんが序文を書かれていたのですが、ボリュームもあって、この方の書籍かとちょっと勘違いをしました。  知っていたと思い込んでいた事件というのがまず感じたことです。  知っていたようで全く理解をしていなかったというのが本当のところです。 既に生まれていたのですが、あんまりそのときに知っていた とは記憶にありません。  古くて新しい。と感じています。 また遺族の方々は大変苦労をされていることにきづかせてくれる、良書ですね。  日本人は、酷いコトなど目を覆って直視しない風潮もあるので、直視する勇気とそれらを改める力がほしいですね。  

2013年8月18日日曜日

なれる!SE10 戦う?社員旅行

なれる!SE10 戦う?社員旅行 著者:夏見 公司 電撃文庫    続けて電撃文庫でしたね。  なれる!SE10巻目で今回は短編集でした。  それぞれ、キャラクターのサブエピソードなどが楽しめることが多いのと、お遊び的な要素も濃いこともあって短編系のものは楽しみにしていますね。  次郎丸と誉ちゃんの会はやはりもっと工兵君頑張れよといいたくなりますね。  それでも彼含めてスーパーな人たちではありますけれどね。

ソート・アート・オンライン013 アリシゼーション・ディバイディング

ソート・アート・オンライン013 アリシゼーション・ディバイディング 著者:川原 礫 電撃文庫  今回、ユージオのエピソードがありながらも、壁を登るキリトとアリスの印象しか残らなかった気がします。  次の巻でアリシゼーション編も終わりそうな雰囲気もありますが、外の世界のほうも一波乱ありそうな気もします。

ロスト・シンボル

ロスト・シンボル 著者:ダン・ブラウン 訳者:越前 敏弥     ラングドンシリーズの第3弾、ロスト・シンボル文庫版を読みました。   このシリーズは、謎解きもさることながら冒険する教授であり、難解になりやすい内容を面白く、わかりやすく、テンポ良く進みます。   フリーメイソンや純粋知性科学、CIAなどどこかで聞いたことはあるけれど、内容は良くわからず、陰謀説などニュースや小説の話題として聞く程度でしたが、事実と虚構がどこにあるのか、事実がある程度含まれているからこそ虚構の部分に引き込まれるのでしょう。  

2013年8月3日土曜日

不完全神性機関イリス4

不完全神性機関イリス4 0.08パーセントの戦女神 著者:細音 啓 ファンタジア文庫  氷結結界のエデンのサブストーリ(前日譚?)となっているイリスのシリーズです。  エデンも黄昏も思いや人間関係にからむ話が多いと思っていますが、今回はその流れに乗りながらもアクションが多い巻でした。  主人公 凪のエリス・エルマって設定忘れていたけれど、今回は活躍です。  ちょっと副題の0.08パーセントがどこをあらわしているのかちょっと分からなかったのですが、物語は終盤にむかっているのだなぁと感じられます。  時間が最終巻の予定のようで、どのような決着か、いろいろと裏切られそうに感じていますが楽しみですね。

2013年7月28日日曜日

レッド・ドラゴン侵攻! 完結巻

レッド・ドラゴン侵攻! 完結巻 血まみれの戦場 著者:ラリー・ボンド 訳者:伏見 威蕃  レッド・ドラゴンも完結巻。  回収巻でもあるので、戦闘シーンも多く、いろいろと決着がついていますね。  それでもただ、先延ばししたと思われるところもあって、まだ現実的にも感じます。 それでも主人公、主人公側に良い決着になっていますので、 良かったけれど良すぎるかなぁ、 日本の仮想戦記系はもう少し暗い、痛みわけなものが多いようにもおもうので、国民性かも知れませんね。

2013年7月22日月曜日

史上最強の内閣

史上最強の内閣 著者:室積 光 小学館文庫  最初は、?な感じのスタートでした。 どこかで聞いたような登場人物に状況。  でしたが、それらが面白く絡み始めると引き込まれました。  特にシンちゃんや毛首相やリン大統領なども日本以外全部沈没を思い出させるほど立ってます・  事実というかそれらしい内容だから余計に面白く感じたのでしょう。

2013年7月14日日曜日

皇国の守護者 Ⅰ

皇国の守護者 Ⅰ 反逆の戦場 著者:佐藤 大輔 中公文庫  仮想戦記関係で読んだ記憶があった作者だったので手に取りました。  ほぼ日本とおんなじような地勢をもつ皇国と旧ロシアと思われる地勢の帝国の戦記です。  世界観も含めて作りこまれており、始めは取り付き難い感じがありましたが、途中から引き込まれて一気に読みました。    ほぼ日本人の感性な皇国の人々ですが、邪道と感じる戦法、戦術を駆使しての撤退戦、緻密と感じる背景をもつ敵方も出てきており展開が楽しみな内容です。  大協約や猫、導術、両性具有など一巻目ではわからない部分が多いのですが、結構巻数出ているもののようなので続きを楽しみにしたいとおもいます。  また、書き下ろしの観光資源は特に”好きな人”などの表現には、お腹が痛くなりました。 良いなぁ

2013年7月9日火曜日

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 3.動乱編  

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 3.動乱編 著者:柳内たくみ アルファポリス文庫  まともな感覚で、描写が面白く楽しみにしているGATEの文庫版3巻。  ありがちな展開ながらもやりすぎな悪役な方たち。 予想どおりの全体の流れながらも端々は予想を覆す演出でした。  ただ主人公チームが良すぎかも。 自衛隊も良い方向に。 ちょっと偏った内地の方たちもいるようですが、特徴的で華を添えてくれています。  悪役担当チームもどこまで灰汁が強く流れに乗ってくれるかが楽しみですね。

2013年7月4日木曜日

任務外作成 上/下

任務外作成
著者:ロイス・マクマスター・ビジョルド
訳者:小木曾 絢子
創元SF文庫

 久しぶりに出た、ヴォルコシガンのシリーズ。
 前回のミラー衛星からずっと発情しています。
 いろいろと背景を書き出してはいますが、発情しているとしか思えない状態の主人公です。
 けれど、紆余曲折ありながらも結局は作成どおりにトロフィーを勝ち取るところが、毎度のマイルズです。
 いろいろな小道具がSFチックですが、あんまりそれらを感じさせないけれどコネタとなって世界がひろがります。
 社会状況や考え方が今の世情とも重なるようなところもあり、身近に感じるところも多々あり、引き込まれました。
 けれど1999年に書かれたとはちょっと思えませんでした。
 まだ続きもあるようんですので、翻訳頑張ってほしいなぁとおもいます。

2013年6月22日土曜日

魔法使いのハーブティー

魔法使いのハーブティー
著者:有間カオル
メディアワークス文庫

 しばらく前に、新聞だったと思うのですが、結構心惹かれる書評がされていたので、本屋で見つけて手にとって見ました。
 ウ~ん、書評によるイメージがあったので、思ったよりな所感ではありましたが、派手な演出も少なく、心温まるないようにまとまっていました。

 主人公の勇希よりも魔法使いのマスターのほうが気になる話です。

 本当のメインテーマのハーブは、折角ですのでもう少し書き込んでほしい気もしました。

2013年6月20日木曜日

彼女の狂詩曲

彼女の狂詩曲 [穂瑞沙羅華の課外活動]
著者:機本 伸司
ハルキ文庫

 物理の法則や宇宙の真理、加速器の話など興味はあるけれどやはり理解できないことを題材にしているので、一応理系(と信じている)な私としては興味を惹かれます。
 それを分かりやすくというか噛み砕いたように取り込んでいます。 聞いたことがある法則や定義がでてきるのでどこからがフィクションなのかも含めてSF的な雰囲気が好きですね。

 家族や人間性の成長もテーマのひとつのようですが、こちらはなかなか進む様子はなさそうです。
 こちらの前にTOEが先に見えそうです。
 最後には、語り手のオチもついて落着でした。 まあこちらは普通そうですね。

2013年6月11日火曜日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない12

俺の妹がこんなに可愛いわけがない12
著者:伏見 つかさ
電撃文庫

 この話が12巻もほんとうに続くとはおもいませんでした。

 さっき読了です。
 帰宅中の電車の中で読んでいましたが、ちょっと恥ずかしいとも思える内容でもありました。

 最後のほうは、ちょっと気持ち悪い方向に進んでいたので、ちょっと安心の結果でした。
 結局、周りをこんなに振り回してのこの結果もいろいろと裏切られて良かったとおもいますね。

2013年6月1日土曜日

スクランブル バイパーゼロの女

スクランブル バイパーゼロの女
著者:夏見 正隆
徳間文庫

 意味深な題名でシリーズの続きなので手に取りました。
 確かに題名から外れた内容ではなかったのですが、やはり夏見さんのスクランブルのシリーズです。
 だれが主人公かちょっと分からないことになったまま、他の敵役などはいわゆる悪代官のりでキャラがはっきりとしていて良いですね。
 敵役や敵の船などがあっさりと撃滅されるのは、勧善懲悪的でわかりやすくて良いですが、ここまで一方的で大丈夫?とか思ってしまうのがダメなのでしょう。
 折角のバイパーゼロなので、もっと絡めても、前に出しても面白かったかなぁと思うところでした。

2013年5月26日日曜日

書店ガール

書店ガール
書店ガール2 最強の二人

著者:碧野 圭
PHP文芸文庫

 ちょっと前に題名に惹かれて購入して積読していた本です。
 著者に聞き覚えがあるなぁとはおもっていましたが、そういえば、銀盤トレースの方でした。
 
 女性のどろどろとした内容かなと思われましたが、本屋の書店員の実情や思いが見えてくる内容でした。
 どこまでフィクションで取材に基づいた話か分からない部分が多いですが、本当にありえそうで、このような人たちに会ってみたいと思わせるものがありました。

 私も本屋は好きで、足を運ぶのは好きなほうですが、書店員のかたの顔は見ていなかったとおもいます。
 たしかにディスプレイを見て買うことは多いですね。
 POPもウザったいなぁとおもうこともありますが、不況といわれながらも新刊の発売量は本当に多いですね。
 しばらくするとなくなっているものも多いので、なるべくこれはと思うものはその場で買って置くようにしていますが、やはり、沢山出すぎていて買うのこは困難です。
 本当に最近は多くて、ゆっくりと読む、時間がかかるものは、積読っていることが多いです。
 読まずに処分はしないようにしていますが・・・

2013年5月22日水曜日

なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発

なれる!SE9 ラクして儲かる?サービス開発
著者:夏海 公司
電撃文庫

 狭い業界のそれも、ネットワークのSEの話がこんなに展開されるとはおもいませんでしたが、すでに9巻を数えています。
 今回は前回のながれですこし傾いた感のあるなかで新たな業務開拓です。

 そんなアイデアが実現できれば良いですねぇとはおもいますが、それなりの値段のサービスしか見たこと無いですね。
 
 今回もスーパーな人たちですが、社長も只者ではないことが垣間見えますが、ちょっといろんな裏話的に開陳しても面白そうですね。 サイドストーリーになるかメインになるか展開できそうな気がします。

 まだまだ続きそうでなにげに楽しみです。

2013年5月19日日曜日

業界の濃い人

業界の濃い人
著者:いしかわじゅん
角川文庫

 身内ネタというよりも知っている人ネタなエッセイです。
 そこまで話をして良いにかなぁとおもいながらも人柄や本音が見えて面白いですね。

 実際はちょっとした事柄などの累積になるのでしょうが、それらが人柄が見える所作や言葉になるのでしょうね。 ネタとして拾い集めているのでは、もともと無いのでしょうけれど普段からの人の観察や確認がしているので、見逃さないのでしょうか。
 それとも、著者含めて、濃い、灰汁がやはり強い人ばかりなのかも知れません。

2013年5月12日日曜日

宇宙軍士官学校3 -前哨-

宇宙軍士官学校3
著者:鷹見 一幸
ハヤカワ文庫

 いろいろと謎の宇宙戦争。 士官学校といいながらも異星人とのコンタクト物でもある話ですが、まだまだ、謎ばかりですが、すこしずつ教導者については見えてきています。
 実際の敵や評議会のほうはまだまだですが。

 結局、士官学校を卒業した後も続くのかが最近、気になってきました。
 そのときは、宇宙戦争となるのでしょうか。

 記憶を経験を通して知識とし、実際に活用できるようにするのはほんとうに分かりますが、実際に出来ないことが多いですね。
 特に主人公の恵一は、それらを考察で解決して行っていますが、ほんとだれでもほしい能力ですね。

六花の勇者 1~3

六花の勇者 1 ~ 3 巻
著者:山形 石雄
スーパーダッシュ文庫

 職場の方に勧められて読み始めたお話。
 ファンタジーな世界ながら、混迷と混乱と疑心暗鬼な話です。
 
 けれど、結構好きな展開です。 単純明快なものも良いですが、なにが本当に思えるか! 立場によって見え方、感じ方が変るのは、当たり前ではありますが、なかなか理解はしにくいところですね。
 短い期間内の制約あるテーマですが、次巻もあるようでちょっと楽しみな話が増えました。

2013年5月9日木曜日

7年目のツレがうつになりまして。

7年目のツレがうつになりまして。
著者:細川 貂々
幻冬舎文庫

 ツレがうつになりまして。の完結編とのことで手をだしました。
 今回は、うつのことについてはあんまりなく、本をだした後の顛末やドラマや映画に関する話に絡めてでした。
 よのなか、うつですというひとが沢山いることが分かりますが、それをネタにしているとしか思えない人もいて、コマってしまいますね。

 けれど、これほどまでに生活が変ってしまうのも想像がつきませんね。
 

2013年4月24日水曜日

霊感少女リサ

霊感少女リサ
著者:安河内 哲也
東進ブックス

 英文のライトノベルの帯を見たので手にとって見ました。
 英語は読めませんが、興味はあったので・・・

 けれど、私のつたない読解力でも何となく話は理解できますね。
 代名詞が誰や何を表しているわからなくなるときもありましたが、なんとかです。

 簡単な単語の組み合わせで書かれているので、かつ単語リストも付いていて、文も短い。
 で、通常のライトノベルと引けをとらない値段。 なところは英文で書かれているのでしかたないかなとおもいつつ。

 ありがちな内容で、最後は強引過ぎるなぁとはおもいつつもそれほど苦にはならない。
 結構良いかもとおもいます。

ソードアート・オンライン12

ソードアート・オンライン12 アリシゼーション・ライジング
著者:川原 礫
電撃文庫

 SAO12巻です。
 今回は、現実側の話は全く無しでした。 外側はどのように展開なのか、きっと最後には・・
なのかも知れませんね。 

2013年4月14日日曜日

氷結鏡界のエデン11 最終双剣 -ユミエル・ノイズ-

氷結鏡界のエデン11 最終双剣 -ユミエル・ノイズ-
著者:細音 啓
ファンタジア文庫

 あと2巻ほどで終わるとのことですが、結構な佳境に入っています。
 今すぐにでも終わりそうですが・・・

 各陣営の意図が明確になってきて、といいながらも異篇卿以外は同じ流れのなかにいるようですが、どのように流れてゆくのか千年の流れの中で変ったのかが次ぎあたりでかかわってきそうです。
前回の黄昏もそうでしたが、全体の幸せよりも個人の思いが優先されての流れがメインになっている気もしますが、そのおもいおもいが重なり合ってつむぎだされてゆくのも面白く感じますね。

 っと言いながらもアンドロイドは良くても千年生きている人たちって多くないですかねぇ

2013年4月8日月曜日

星界の戦旗Ⅴ 宿命の調べ

星界の戦旗Ⅴ 宿命の調べ
著者:森岡 浩之
ハヤカワ文庫

 約9年ぶりぐらいになる新刊。
 ちょっと忘れかけていましたが、たしかに、こんな感じだったと思い出しながらの読了。
 今回は、ラフィールとジントというよりも、皇族とは、ラフィールの弟を中心に描かれていて話よりもアーヴの制度てきな考え方でした。
 
 これはこれで新たな世界が描かれていて好きな流れですが、用語や呼び名が頭に入ってきませんでした。 時間が経ちすぎたせいもあったかもしれませんが、そこが残念でした。

2013年3月30日土曜日

ゲート2.炎龍編

ゲート2.炎龍編
著者:柳内たくみ
アルファポリス文庫

 基本的に文庫本読みなので、単行本な形式で出ているのは知っていたけれど文庫になったので購入して本ですが、文庫になると2冊分になるようで、なにか損した気分です。

 1巻目の接触編の回収話な流れですが、亜神の方たちもスゴイのですが、主人公の伊丹さんの秘密?身の上がすこしずつ、ひとつずつあかされていますねぇ。
 この性格の秘密は・・・な身の上なのかも知れませんが、重い方向に進んでいるようにも思われます。

 制約の少なくなった自衛隊のノリは、やはり所属していた方が著者だとありそうで怖くなりそうです。
 ラスボス的に見えていた帝国のあの方があっさりと退場したようですが、後でやはり復活してくるのかなど、巻数を重ねているようなので、ちょっと期待ですね。

2013年3月26日火曜日

ルパン、最後の恋

ルパン、最後の恋
著者:モーリス・ルブラン
訳者:平岡 敦
早川書房

 未発表の最終作と聞いて、興味をもっていましたが、近所で売っていないなぁと思っていたら文庫や単行本とちょっと違うポケット版で出ていたので気づきませんでした。

 ルパンは、久しぶりです。

 なにかとルパン三世な話のほうが耳にしたりすることも多かったのですが、懐かしく、ちょっと違和感をもって読みました。
 あとがきや帯に書いてあるように推敲がすこし足りないのか、久しぶりで、忘れているのか分かりませんが、人間関係もストーリーもあっさりとしている、題名のせいもあるかも知れませんが、予定調和的な流れと感じてしまいました。
 しかし、落ち着くところに落ち着く安心な結果でした。


 

2013年3月20日水曜日

大伝説の勇者の伝説13

大伝説の勇者の伝説13 昼寝と団子と王様と
著者:鏡 貴也
ファンタジア文庫

 
 久しぶりに伝勇伝です。 
結構に話が進展しています。 昔の伝勇伝のノリに戻ってきていますね。 途中は重い展開が続いていたのでこの展開は歓迎です。
 勇者や悪魔、神々の力が無くても確立した王権や権力は変わらないのですねぇ もっと脆弱な基盤であったようにもおもったのですが。
 展開も速いですので、このノリ、速度で進んでほしいですね。
 
 
 
 
 

2013年3月19日火曜日

五龍世界Ⅰ 霧廟に臥す龍

五龍世界Ⅰ 霧廟に臥す龍 (WOOLONG WORLD)
著者:壁井 ユカコ
ポプラ文庫ピュアフル

 カンフーと道教の呪符の世界観、なんか懐かしくなって手に取った作品。
 一時期、この系統というか伝奇小説というのでしょうか、好んで読んでいた時期もあって本当に懐かしい感じでした。
 「急急如律令」 たしか陰陽師もこの流れの呪文として使っていたようですが、道教、五行など道教ベースのマジナイですね。
 考え方としては、日本の神教の八百万の神と同様にいろんな神なところが馴染みやすいですね。

 まだ、1巻目なのもあって、登場人物の紹介と背景説明がメインだったように思います。
 これからどのように展開してゆくか全く読めませんが、世界観含めてひろがってゆくコトを期待して、次巻を待ちたいと思います。

2013年3月11日月曜日

フルメタル・パニック!アナザー5

フルメタル・パニック!アナザー5
著者:大黒 尚人
ファンタジア文庫

 巻き込まれて、流されての主人公でした。 気の抜けた時期を過ぎて、主体的に行動を開始したと書くと、凄くかっこよいですが、結局、まだ流された感が抜けきらないですね。
流れも転回点となり、メンバーも絞られて、回転が速く、激しくなりそうで、楽しみになってきました。
 

2013年3月10日日曜日

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~
著者:三上 延
メディアワークス文庫

 ビブリア古書堂も4巻、車椅子探偵?、安楽椅子探偵?な話もここまで身内を絡めて進むとは思いませんでした。
 この時点で、著者の考えに引き込まれているのかも知れません。
 
 今回は、江戸川乱歩の話、確かに昔に図書館などから借りて、少年探偵団や怪人二十面相、その他に心躍らしました。
 大人向けのどろどろとした雰囲気のものは、小説というよりもドラマや映画化などで見て、あんまり手を出してはいませんね。
 
 自分の慣れ親しんだ(とまではまだまだ言い切れませんが)小説な話題で話が進むのは、ワクワクさせられますね。
 古書を題材にしていることもあって、下調べや確認を行っているためでしょう。 わくがしっかりとしていて、読んでいて安心感があり、薀蓄な内容も興味がそそられました。

2013年3月3日日曜日

ゲート 1.接触編

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 1.接触編 
著者:柳内たくみ
アルファポリス文庫

 ライト系の新たなシリーズと思われる文庫があったので、書名も気になって購入しました。
 自衛隊や政治家とファンタジー。
 結構な違和感があるところですが、軽く面白く描けていると思います。
 けれどノリが良いのは結構好きです。
 つづきがあるようなので、続巻を楽しみにしましょう。

2013年2月27日水曜日

敵は海賊・海賊の敵

敵は海賊・海賊の敵 著者:神林 長平
ハヤカワ文庫JA

 久しぶり? 6年ぶりぐらいに敵は海賊が出ていましたので、即購入です。
 なにか特別な力を示す部分がありましたが、今回はあまり注目することなく、海賊教とそれに相対する海賊の流れになっています。
 ネタバレになるので書きませんが、構築された世界観がほんとうに生きていて、細かなキャラクタの説明はしないけれどもいろいろと見せてくれるところはウマいなぁと感じさせられます。
 今回は、ふたごのメートフの話ではありますが、海賊の会でもあります。
  
 思ったよりラテルもアプロも活躍しているようでしていないようですね。

2013年2月16日土曜日

夜行観覧車

夜行観覧車
著者:湊かなえ
双葉文庫

 湊かなえ著の映画やドラマが話題になっているのは知っていましたが、どろどろした内容な気がして手を出していませんでした。
 今回、夜行観覧車を借りて読んで、考えが替わりました。
 たしかに心理描写などろどろとした内容でありましたが、よく心理描写がされており、濃厚な思いが伝わる小説でした。

 他の作品やドラマ、映画も観てみたくなったので、機会をみて挑戦をしたいと思います。

 

2013年2月9日土曜日

サマワのいちばん暑い日

サマワのいちばん暑い日 イラクのど田舎でアホ!と叫ぶ
著者:宮嶋 茂樹
祥伝社黄金文庫

 毎回、軽妙な記述でシンドイ話を分かりやすく書かれています。
 実際に報道されている内容では、本当に分からないことがイッパイあるのがよく分かります。
 まだまだかけないこともあるんだろうなぁと思われる部分もありますが、見た、居た、感じたことは違うのだろうと思います。
 
 自分の身が可愛いのでなかなか、本を手に取るだけですが、ちょとアホ~と叫んでみようかなぁ
 

2013年2月6日水曜日

パクリジナルの技術

パクリジナルの技術
著者:木下 晃伸
経済界新書

 書名のインパクトで手にとってしまいました。
 また、帯にも「パクッて成功しています!」とのこと。

 う~んすばらしい発想です。というか昔から良く言われている真似る、学ぶを地で行く内容です。
 いろいろと引っかかるところはありますが、実際に成功されているので、言ったもの勝ちというところでしょう。

 既にメインの言いたいコトである、
  ・カンニング
  ・コピー
  ・フライング
  ・ハッタリ
 が書かれてしまって、完全に内容を要約していますね。 はじめにと第一章がインパクトがあり、後の章になるほどパクリの事例があるのですが、薄れた感じを受けています。

一番惹かれたのは、AT&Tの未来のCMです。
これは、検索してチェックをしてしまいました。 このような夢を語る絵は好きですね。
さっそく、感化されているかも・・・

2013年1月24日木曜日

欲情の作法

欲情の作法 実践的最新恋愛講座
著者:渡辺 淳一
幻冬舎文庫

 なにかと話題になることが多い著者の渡辺淳一ですが、医療関係の話は読んで記憶があったのですが、それ以外は手を出していませんでした。
 そこで、文庫で手ごろ感のある値段であったので、たまには手を出してみようと思い立ちました。
 
 エッセイと思ってましたが、本当に恋愛入門講座的な内容でした。
 それも結構、赤裸々な内容でもありました。
 
 なるほどとうなづける内容でもあり、実践できるかは難しいところがありますが参考にはなりますね。
 渡辺淳一さんだから書ける内容と思いました。

2013年1月20日日曜日

原潜デルタⅢを撃沈せよ! 

原潜デルタⅢを撃沈せよ 上/下 [THE SEVENTH ANGEL]
著者:ジェフ・エドワード
訳者:棚橋 志行
文春文庫

 退役された方が書いているため、技術的なものや行動、考えかたがありえそうでリアル感があります。
 話としては、リアル感があり、イケイケドンドンな偏りも少なくて面白いです。
 戦争や軍事、行動に対する葛藤もなかなかです。

 日本に住んでいて平和ボケをしているためかも知れませんが、ロシアは敵で、米国バンザイ、世界の平和はまだまだ守っているよ的に感じてしまう部分もありました。
 
 冷戦が終わって、テロ、個別紛争な世の中になっていますが、やはり核の問題は拡大している点は、描かれているとおりで、もっと世の中で認知されても良いかも知れないと改めて考えました。
 

2013年1月10日木曜日

B-29フライト操縦マニュアル

B-29フライト操縦マニュアル 編著:米陸軍航空隊
訳者:中村明子・小野洋
監修:野田昌宏

 B-29のフライト操縦マニュアルが、翻訳されて普通に売られているとは思いもしませんでした。
 やはり日本人として抵抗があるのでは?とは思いましたし、いまさらですが、軍事情報なので不都合な圧力などもあるのでは?と邪推するところです。

 内容は、そのまま、マニュアルです。

 チェックリスト、非常時手順などイラストで分かりやすいです。
 全体像が分からないところも在りますが、本物を目の前にしてこのマニュアルをみれば操作手順は間違いなく分かると思います。
 特に非常時手順は、通常のマニュアルでもおろそかにされがちな内容ですが、一読した搭乗者がいれば対応できそうに感じる内容です。

 普段の生活には全くの役に立つコトは無いでしょうが、興味はそそられました。