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2012年12月30日日曜日

銀河乞食軍団  惣明編

銀河乞食軍団 惣明編 1~4
 1.<蒼橋>義勇軍、出撃!
 2.葡萄山司令部、陥落!
 3.激戦!蒼橋跳躍点
 4.誕生!<星海企業>

著者:鷹見 一幸
原案:野田昌宏

 銀河乞食軍団、ちょっと懐かしく思って手に取りました。
 著者の鷹見さんも他の著者を読んでちょっと気になる方でもあり、なおさらです。

 実際の乞食軍団の活躍のほうは、ちょっと忘れてしまっていますが、なつかしのスペースオペラ的人情活劇と考えると、特徴をおさえて描かれているかなぁと思います。

 原案の野田昌宏さんが亡くなられていてコメントが出なかったのは残念ですが、海外のSF小説のように、シリーズの版権を出版社が持っていて、いろんな方が連作長編の形式で書かれていることを考えると、この形式で続きがでることは面白い試みのように思います。
 

2012年12月22日土曜日

なれる!SE8

なれる!SE8 案件防衛?ハンドブック
著者:夏海 公司
電撃文庫

 また新たな女性キャラが登場です。
 どのキャラもひとくせ、ふたくせあるように今回もすばらしすぎる逸材です。

 あらゆるリソースを利用して、裏技を連発するのもそろそろ終わりで、たまには正攻法でとはおもったものの、このシリーズは、裏切りません。 今回も大技、裏技での解決です。

 すこしは、見習えるところがあると良いのですが、さすがに、異能力レベルの人たちですので、へたな真似は、死亡フラグにつながります。

 楽しく読ませていただきました。

2012年12月20日木曜日

尖閣諸島沖開戦

自衛隊は中国とこのように戦う尖閣諸島沖開戦
著者:中村 秀樹
光人社NF文庫

 結構リアルに感じるシミューレーション小説です。
 先日、読んでる途中で小説とは違って政権与党が替わりましたが、確かにありえそうな内容で、日本に結構有利な設定になっているように感じます。
 
 指示や発言、デモの内容などリアルで、問題提起を感じます。
 本当に平和ボケ、洗脳などといわれているところは本当なのかも知れませんね。

 最後には、良い終わり方をしていますが、シミュレーションとしては、駄目なほうに行くほうが本当らしい。。

2012年12月10日月曜日

無法の御免状

ミニスカ宇宙海賊9 無法の御免状
著者:笹本 裕一
ASAHIノベライズ

 順調に巻を重ねている宇宙海賊です。
 今回も壮大な陰謀に巻き込まれています。 帝国規模です。

 けれど、この解決で とちょっと思うところもありますが、そこをそのように持ってゆく戦略があるってコトなのでしょう。

 帝国側も人材豊富?なのでしょうね

2012年12月4日火曜日

宇宙軍士官学校 -前哨- 2

宇宙軍士官学校 -前哨- 2
著者:鷹見 一幸
ハヤカワ文庫
 
 

 
  神かもしれない異星人からのリフトアップされた人類。
 
 

   このようなシチュエーションな話が最近はやりなのかなと思いながらも翻弄されながらも前向きに進む主人公の話です。

 
 先日読んだスターフォースとちょっと関連性があるなぁと思いながらもちょっと軽めに展開しています。

 けれど、この世界観は面白く感じます。 これがどのように広がってゆくか楽しみに感じます。

2012年12月2日日曜日

中二病でも恋がしたい!2

中二病でも恋がしたい!2
著者:虎虎
KAエスマ文庫

 中二病の恋も2巻目を読みました。
 今回も期待して、地域なネタを探しましたが、ありませんでした。
 話を聞いていたのはどうもアニメでの話だったようです。

 今回は、恋人になった後日談で恋敵出現の三角関係な会でした。
 流れから3巻目も同じように展開が期待される引きで終わりでしたが、続きはでるのでしょうか?
 アニメのほうは人気らしいので、合わせてメディアミックスが進められるように思われますね。
 一色さんと丹生谷さんや風鈴さんがもっと絡んでくれると面白い気がしましたが、皆、良い人になってました。
 
 

2012年11月29日木曜日

中二病でも恋がしたい!

中二病でも恋がしたい!
著者:虎虎
KAエスマ文庫

 滋賀県が題材の話と銘打って本屋に積んでありましたので、手に取りました。
 残念なことに京都の遊園地?は登場しましたが、それ以外に特に地域性が出てくるものはありませんでした。(たぶん読み取れていないだけか)

 中二病といわれてもあんまりピンとはきませんが、やはり思い込み?なりきり、憧れのようなものは誰しも持っていると思います。
 スポ根ものを読めば、努力すれば何でも出来そうに思いますし、推理ものを読めば事件などを紐解ける気がしてきます。
(と勝手に理解しているのですが、やはり違うかな)
 
 もう少し背景的な内容や伏線と思われる部分の謎解きもあったらもっとより楽しめたように思いましたね。
 

2012年11月22日木曜日

サクラの音がきこえる

サクラの音がきこえる あるピアニストが遺した、パルティータ第二番二短調シャコンヌ
著者:浅葉なつ
メディアワークス文庫

 著者の浅葉なつさんは、「山がわたしをよんでいる!」を読んで軽いながらも面白いなと思っていた方です。
 そのため、手にとって見ました。
 山では無くピアノやクラシック、音楽です。
 全くの素養が無いので、音楽は聴くだけですが、薀蓄系はすきなので、絶対音感やベーゼンドルファーなどキーワード的なものに惹かれました。

 

2012年11月16日金曜日

日中海上決戦

日中海上決戦 尖閣・沖縄侵攻を阻止せよ
著者:喜安 幸夫
学研M文庫

 帯にリアルシミュレーション小説と銘打っているように、本当に起こりそうで、ありえると思える内容です。 だいぶ技術面でフィクションな部分もあると感じますけれど動き的にありそうで怖さを覚えます。
 これが、2011年に書かれたと思うとリアルと銘打つのも分かるところです。
 
 中国の次期最高指導部と解散秒読みの衆議院のニュースを見ながら

2012年11月13日火曜日

レッド・ドラゴン侵攻!

レッド・ドラゴン侵攻! 第3部米中開戦前夜
著者:ラリー・ボンド
訳者:伏見 威蕃
二見文庫

 レッド・ドラゴン侵攻第3部です。
 今回は、ジョシュ、マーラは出てくるもののちょっと控えめです。
 脇役だと思っていたズースとウィンが活躍です。 ウィンは残念な結果になりましたが、ズースはいろいろと大活躍です。
 近未来ではありますが、結構今の世相を反映していると思うところが沢山出てきます。

 あまり日本は出てきていませんが、ちょっと先にありそうに感じるところが怖く感じるところです。

2012年11月4日日曜日

フリーマントルの恐怖劇場

フリーマントルの恐怖劇場
著者:フリーマントル
訳者:山田 順子
新潮文庫

 たしかスパイ系の小説を書いている方であったので、ゴーストストーリーなんて珍しいなぁと思っていましたが、イギリスの方は基本はそうなのか?と思われるブラックジョークがきいた短編集です。
 日本の幽霊話ととがって、いるかいないかなどは無く、死後の世界があって、その世界や死後の状態が日常的にあって、生者とのギャップや制約が面白く描かれています。
 恐怖、ゴーストストーリーとなっていますが、イメージ的な恐怖というよりも、ブラックジョーク的な観念的な恐怖に感じました。
 考えて突き詰めてゆくといろいろ恐ろしいけれど、逆に笑ってしまったところもありました。

 精緻を極めた構成をもつ短編と感じてしまい、半分読み返したものもありました。

 書き連ねて感想になっていませんが、感心したことが伝わればと思います。

2012年10月24日水曜日

戦闘機パイロットの空戦哲学

戦闘機パイロットの空戦哲学
著者:服部 省吾
光人社NF文庫

 題名から空戦テクニックやそれらに関するものかなぁと思いながら手に取りました。
 ちょっとだけ違うようで、戦闘機パイロットがどのような人間なのか、どのような思いで飛んできたか、著者の経験をもとに書き連ねたないようでした。
 通常思われる戦闘機パイロットのイメージからそれなりに離れた実像を語っておられます。
 始めは、イメージを壊すような内容かなとは思いながらも読み進めてゆくうちに、すこしにミスでも重大事故(怪我や命にかかわる)につながる可能性のある日々をすごしていると確かに哲学と読んでも良い考え方、行動を取っておられるように感じました。
 本を書かれるだけあって、観察、考え方などなかなか、思ってみても実践は難しいなかなぁと思います。 また、研究熱心なところも多々あり、語られているように他のパイロットの方のちょっとせつな的とも思われる方が一般的なひとなのかなと思いますね。

 いろいろ感化されるところが多くありました。

 最近は、かるい物語系を読むことが多かったので、目が見開かされた感じがしました。

2012年10月13日土曜日

空のタイタニック

スクランブル 空のタイタニック
著者:夏目 正隆
徳間文庫

 スクランブルのシリーズがまだ続いていると走りませんでした。
 タイミングが良いのか、それとも待っていたのか、尖閣にかかわる話です。
 この方のキャラはステレオタイプな方が多く、分かりやすくて良いのですが、分かりやすすぎて、アホなんじゃないかと思わせるところがあります。
 それは良いところなんだとは思います。
 ただ、描かれているイメージされるかも知れない人が読んだら結構もめそうな感じもしてちょっとヒヤヒヤとしたところもあります。
 けれど、空戦や飛行機のことに詳しい方のなので、ちょっと冒険的なところもありますが、技術的な真実味があり、面白く読めました。
 ここまでは無理にしても、現在の状況を打開するような刺激になると面白いですね。
 

2012年10月2日火曜日

ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら

ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら
著者:木村 康宏
幻冬舎

 ラーメン専門?のコンサルタントの方が書いたラーメン屋のマーケティングライトノベルです。
 読みやすい本でした。
 それほど専門的な話が出てくるでもなく、これを参考にラーメン屋を行おうというには、ちょっとですが、いろいろな気づきとかはありそうです。
 実際に役に立ちすぎる話をしてしまうとコンサルタントも成り立たなくなるかも知れませんしね。

2012年9月24日月曜日

氷結鏡界のエデン10

氷結鏡界のエデン10 黄昏賛歌 -オラトリオ・イヴ-
著者:細音 啓
ファンタジア文庫

 穢歌の庭に落ちたシュルティスとユミィが戻ってくるまでですが、終幕にむけて世界の理がときあかされてきています。
 前作や並行で描かれているイリスも絡んできているので、どのような決着がついてゆくのかは、全く分かりません。
 イグニドやマハも始めのイメージとは違う一面? 本来の姿がさらけ出されてきていますが、ギャップがありすぎて、埋められるのかもちょっと心配です。

そこが変だよ自衛隊!

そこが変だよ自衛隊! 体験的自衛隊始末記
著者:大宮ひろ志
光人社NF文庫

 元自衛官の自衛隊当時の生活を書いたノンフィクションです。

 似たような話は数ありますが、トンデモ本っぽいものか、内面を掘り下げたものが多くあるように思います。
 ある程度データ的なものが出せないのでしょうが、表面的に思える内容ながら訓練の内容、各装具、装備への感じ方、思いなどは、そのとおりなんだろうなぁと思わされます。

 入隊されていた当時と今では、けっこう状況などが変わっているとは思いますが、根本的な思想や行動は、変わっていないと感じさせます。
 先日も自衛隊の基地祭など見学させてもらいましたが、なるほどなと思わせるところもありました。
 しかし、他国の軍隊(特に米軍でしょうが)との交流もされているので、より良くなっていることを期待して、次回も基地祭など見学に行こうと思います。

2012年9月17日月曜日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない11

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 11
著者:伏見 つかさ
電撃文庫

 各キャラの内面を見つめなおす?過去の話ですが、主人公のキョウスケさん、えっとその場にいて、その反応デスか?
 けれど本当の彼が出来てきているという話といれば・・・

 次巻最終巻との予告から、まとめ始めているのですが、どのように決着をつけるのか、実際はつけないのか。 なんかつけない気もしてきましたが、

 ちょっと惰性が入ってきましたが、決着のつかない話も多いコトから次巻を待ってみましょう。

超時空自衛隊

超時空自衛隊
著者:遥 士伸
コズミック文庫

 タイムスリップ系の仮想戦記物というのでしょうか。
 大和や長門の戦艦やF-2などが入り乱れての戦闘が行われ、歴史修正が企てられます。
 最後にそれなりの種明かしのようなものがありますが、それはさすがに都合が良すぎるのかなぁとちょっと思いました。
 それでも国力や人数的にやっぱり不利だよなぁとは思います。

 っと言いながらも結構好きなんですよね、この手の話が・・・

2012年9月8日土曜日

宇宙軍士官学校1 -前哨-

宇宙軍士官学校1 -前哨-
著者:鷹見 一幸
ハヤカワ文庫

 ライトノベルのシリーズで著者の本を読んだことがあり、ハヤカワさんに進出してきたということは、ライトノベルよりもディティールを細やかになどと思って読みました。
 けれど、手法はライトノベルをベースに分かりやすい話になっていました。

 また題名にあるような士官学校だと、もっと人間的な話か軍隊の心構えとはから始まることが多いのですが、ほどほどにかつ分かりやすく、な感じでした。 深く掘り下げるものも多い中、深すぎる、浅過ぎずです。

 著者のところが大きいのかも知れませんが、早川さん、ちょっと枚数、文字数が少なくなって、行間が大きくなった気がします。


2012年8月31日金曜日

浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ

浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理
著者:青柳 碧人
講談社文庫

 今回は、文書書き下ろしで、なんと3と1/2さつめです。
 巻数を数えてきて、少しずつ難しい題材となっていますが、フェルマーの最終定理となると難問過ぎてなかなか付いてゆけませんが、数学者にかかわる薀蓄もあり実際の数学が不得手でも楽しむことが出来ます。
 また、今回は、数学的な推理だけでなく、探偵的なトリックの推理もあり推理小説?としても楽しめます。
 まだまだ続くシリーズになるようなので、今後の高度化する内容についてゆけるか(すでに付いてゆけていませんが、)心配なところです。

女子高生ちえの社長日記4

女子高生ちえの社長日記4
著者:甲斐荘 正晃
プレジデント社

 著者の方にコメントをつけてもらったとおり、4巻が出ました。
 しばらく前に購入していましたが、ちょっと手を出せていませんでした。

 前巻で、MBAをある程度習得してしまったのでちえちゃんもそれなりの社長様になったかと思いきや、今度はコピー商品などを題材に海外での展開です。

 ランチェスターや孫子、兵法三十六刑など、戦略、戦術に再注目です。
 海外に目を向けたときにはそれなりにハマリそうな項目を上手に題材にされていて、ビジネスのキーワードをちりばめています。
 これで興味を持って、戦略、戦術に目を向けてゆけるきっかけになるのであれば、有意義な小説といえると思います。
 

2012年8月26日日曜日

フルメタル・パニック!アナザー4

フルメタル・パニック!アナザー4
著者;大黒 尚人
ファンタジア文庫
 
 アフリカの小国で本当の戦争に巻き込まれます。
 やっと戦争神経症っぽい流れになっていますが、どっちかというとベルトランの会です。
 今回も主人公が主人公としてので活躍がほとんど無いままでした。

 活躍はしているのですが、脇が食っている感じですね。

 第二話のドタバタオチャラケ話も結構好きなので、この手の話はおりまぜていってほしいところですね。

2012年8月21日火曜日

なれるSE!7

なれるSE!7 目からウロコの?客先常駐術
著者:夏海 公司

 え~っと、このシリーズも7巻目です。
 SEの名の付く職種もどんなけあるねんと思いつつも、結局、あるなぁと思うところです。
 今回も誇張されている(と思いたい)客先常駐です。
 
 たしかにねぇと思えるところは多々ですが、今回も裏技的に解決かとおもいきや、上には上がいるのねとタネあかしなクロージング。
 最後には引きもあって、まだまだ続くようです。

 ちょっとネタ切れなのか、相談室などが立ち上がっているのかちょっと気になります。

2012年8月19日日曜日

浜村渚の計算ノート 3さつめ

浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学
著者:青柳 碧人
講談社文庫

 算数、数学を題材にした推理?小説と思っています。
 今回は、パラドックス、三角関数などなど今回は、数学的な題材で中学生に難しい内容です。
 謎とトリックで、算数や数学に興味を引かせる内容ですから論理的で面白いのですが、数学系はすでに挫折を繰り返してきたことから、ちょっと理解の外になっている部分も出てきます。
 真剣に考えず流して読んでしまったとことも多いですが、まだ頭のやわらかく吸収できそうな時期に読んでいたら、もっと数学に興味を持てたかも知れません。
 和算の遺題など違う意味で興味を引かせる内容もあったので、ちょっと見てみようかなと思います。

人に聞けない大人の言葉づかい

人に聞けない大人の言葉づかい
著者:外山 滋比古
中経の文庫

 外山さんの文章はいつもいろいろなことを気づかせてくれます。
 たしかにあたりまえとと思っていることを違う視点で見ていることを、ああっ と思わせられます。

 感化されたのかも知れませんが、通勤中の電車などで、会話や携帯電話の利用の仕方などが本当に気になってしまいました。
 絶対音感ならぬ絶対語感、ほんとに手に入れたいと思わせられました
 磨けば手に入れられそうですが、自分の履歴が出るのであれば、すでに無理な気もしますね。
 
 絶対語感は無理そうですが、日本語のあいまいさ、大人のことば、敬語のセンスというか心遣い。
 まずは、気が付いて、真似られるが必要な気がします。

 

2012年8月14日火曜日

まんがで読破 わが闘争

まんがで読む わが闘争
ヒトラー・作

 最近も含めて、名作等を漫画やコミックにして読ませるものが多く出ています。
 わが闘争もそのひとつのようです。
 漫画化することで、客観的要素が入り実際の内容とはすこし違っているようには感じましたが、実際の中身の言いたい論旨はそれなりに表現できているように感じました。
 ただ、原典自体にはふれたことがありませんので、どこまで忠実なのかは原典と読み比べるしかなさそうです。
 機会を見て挑戦したいと思います。

2012年8月8日水曜日

冷たい方程式

冷たい方程式
著者:トム・ゴドウィン他
訳者:伊藤 典夫
ハヤカワ文庫

 なにかと引き合いに出されることが多く、内容を知らなくても題名だけは聞いたことが多いと思われるSFです。
 久しぶりに読んで、さすがだなぁと思わせる内容でした。

 短編なのでアイデア?が光る作品ですが、さすがに今読むと古典的と思われます。
 
 アンソロジーと聞くとなんか最近では違う意味合いで編集されているようなコミックアンソロジー系もありますが、キラリと光る作品ばかりでした。

2012年7月24日火曜日

スターフォース

スターフォース 最強の軍団、誕生!
著者:B・V・ラーソン
訳者:中原 尚哉
ハヤカワ文庫

 全米熱狂などの帯が気になり手に取りました。
 ゲーム世代向けなのでしょうか、あんまり技術的な突っ込みは差し控える感じでの話です。
 家族を失って、・・・な展開からのスタートですが、かたちだけであんまりとらわれずに進みます。
 結局、最強軍団って、歩兵なわけですが、続きとしては、・・・そうなるのかなという展開です。

 あんまり考えずに読めましたが、ゲームノベル、ライトノベルに通じるように感じます。

2012年7月16日月曜日

新入社員奈緒子の「お仕事」日記

新入社員奈緒子の「お仕事」日記 入社一年目で赤字部門を立て直せ!?
著者;甲斐荘 正晃
王様文庫
 
 ちえちゃんの話を書いている、甲斐荘さんの新しいビジネス系ノベルが出ていたので手に取りました。
 アランの幸福論を題材にした特に若手?や就職活動中の人向けに書かれていると思われる書籍です。
 まあ、ここまで新入社員が活躍できるのはフィクションだからですが、ビジネスノベルと銘打っていることからも、ベースは抑えられているところがあり、ターゲットと思われる人たちが真剣に読めば、気づきなどがある内容となっています。
 アランの幸福論ってまた見直しなどされているのでしょうか。 関係書籍が出てきているように思われます。

2012年7月14日土曜日

魔法の国の魔法戦士

魔法の国の魔法戦士 魔法戦士リウイ ファーラムの剣
著者:水野 良
ファンタジア文庫
 
 長らく続いたリウイのファーラムの剣も完結です。
 ファーラムだけでなくリウイも終わり?のようです。

 完結だからですがいろいろと決着がついています。
 アトンが思ったより簡単に倒せているのも気になりますが差し手さんも最後はあんなですしね。

 けれど決着もつかないものもあるこの手の話、決着がついて何よりでした。
 
 けれど一年ほど試練で世界の動向が変わっている流れで調整された感があるので、外伝的に何かしらの話が出てくることはありえますね。
 ソードワールド系は、ロードスも含めて本当に世界がひろがってますね。

2012年7月13日金曜日

絵本 ダース・ベイダーとルーク(4才)

ダース・ベイダーとルーク
著者:ジェフリー・ブラウン
訳者:とみながあきこ

 絵本の形式をとっていますが、スターウォーズを見たこと無い人には、面白くもなんとも無いかも知れません。
 ベイダーが子育てってところだけでも笑えるのですが、映画の場面場面を切り取って、子育ての場面としています。
 見たコトある場面ばかりですので、子育てと絡めて、にやりをさせてくれます。

2012年7月9日月曜日

地球の切り札3

地球の切り札3地球の未来は任されました。
著者:鷹見 一幸
角川スニーカー文庫
ISBN978-4-04-425729-3

 今回もありがちな流れながらゲームやネットをベースに戦術を練るのは著者の作風になるのでしょうか
 ちょっとずつは変わりますが、戦術的な勝利ですが、そこでスコップとは。
 軍刀や銃剣はないでしょうけれどね。
 
 銀河の半分もということでしたが、ちょっと規模ずれ感もありました。

2012年7月8日日曜日

地球の切り札2

地球の切り札2 先生に魔改造されました。
著者:鷹見 一幸
角川スニーカー文庫
ISBN-978-4-04-425728-6

一巻目の伏線を順次回収しながらの敵役の王子です。
なんか一巻目の引きでは、もっといろいろありそうでしたが、妄想を発展させた先に現実があるようです。
 ありがちな結果にやっぱりなりましたが、分かっていてもバカをやったもの勝ちというのでしょう。
 なにかと楽しく読めてしまいました。

2012年7月5日木曜日

地球の切り札

地球の切り札
著者:鷹見 一幸
スニーカー文庫

 まえに同じ著者の軍師な救世主なものを読んで名前を思えていたので手に取った作品。
 ここまでやっちまったかと思わせる内容です。 これをワザとしているのがスゴイなぁと感心しました。

 が、同じ文庫内の紹介ページを見てちょっとびっくり、ストーリーは違うものの同じような雰囲気のシリーズ本の紹介。
 世の中、こっちのほうが普通なのかもと思い始めたところです。
 2、3巻も一緒にこうにゅうしているのでのちほどのちほど

アウター×トップ

アウター×トップ
著者:神野 淳一
メディアワークス文庫

 ライトノベル系で自転車を題材にした小説が目に付いたので購入した本です。
 ロードが好きな人が書いているのだろうと思わせる内容です。
 私は、ロードではなく、マウンテンなほうなので、乗り方がずいぶん違うところがあるなぁとは思いつつも淡い恋愛もある話でした。
 今日は、雨降りな日だったので、しばらく使っていないローラー台をまわしてみたいなと思ったけれど怠惰な生活を最近、送っているコトもあり、結局は、小説を読破しただけになりました。
 しかし、身体はすこし動かしたくはなったので、週末にはちょっと出てみようと思います。

2012年7月3日火曜日

超戦闘空母「大和」

超戦闘空母「大和」
著者:野島 好夫
コスミック文庫

 仮想戦記と呼ばず、戦記シミュレーション・ノベルと銘打っています。
 このコスミック文庫系は、自分の趣味かも知れませんが、第二次世界大戦、大和、パラレルワールドまたは、タイムスリップが大体のキーワードだと思われます。
 今回の超戦闘空母もすべてが含まれています。
 ただ残念なのは、これからかなと思われるところで、何かしらの決着がつけられてしまうところです。
 最終的に良い結果が出ないシミュレーションになってしまうからかも知れませんがけれど、残念でなりませんね。

2012年6月27日水曜日

ビブリア古書堂の事件手帖3

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~
著者:三上 延
メディアワークス文庫

 ビブリア事件帖も3巻、次巻も既に計画されているようです。
 全部ではありませんが、昔読んだコトがある本が題材にされると懐かしさと昔感じたワクワク感を思い出します。
 タンポポ娘は、読んだことがある記憶はありましたが、内容は覚えていませんでした。
 
 けれど、コレだけの情報でそこまで分かってしまうのでちょっと推理よりもオカルト的になりつつあるように感じてしまいます。
 パズル的な推理系小説論理的なハードSF系で見てしまうからかも知れませんね。
 
 連作短編な形式のためかもしれませんが、前作からの登場人物含めて、考え方、性格などがつながっていて、謎となる伏線がきちんと回収されつつ、つながっているのは、好きな展開です。
 最近、ライト系ノベルを読みことがおおいせいか、ノリと勢いなものがに慣れてきたのかなぁ

2012年6月24日日曜日

舟を編む

舟を編む
著者:三浦しをん
光文社

 本屋大賞となった作品。
 あまり、大賞をとったからと読むコトは少ないのですが、風が吹いているなど本屋で目に付いてたこともあって、読んでみるコトにしました。
 
 辞書を作る話ですが、それを舟を編む、良い感じです。
 言葉の海を渡る舟
 なかなかの発想を感じます。
 辞書を作る人にとっては同じような発想なのでしょうか。 気になるところです。
 さすがに大賞をとるだけあって、読みやすい上にいろいろと感じさせるところが多々ありました。
 言葉や行動に注目した作品は読んだコトがありますが、そのまま辞書、とは思い至りませんでした。

不完全神性機関イリス2

不完全神性機関イリス2 100億の時めぐる聖女
著者:細音 啓
ファンタジア文庫

 続けて、イリスです。
 家政婦スキルの無い場合は、ちょっと可愛くても、馴染んできても、残念な結果ばかりならば家事なんかさせないところですが、最終兵器の場合は扱いに困るところです。
 今回は、氷結につながりそうな聖女登場です。
 けれども聖女もニンゲンで・・・なところですが、

 氷結の結晶のイリスにつながるAIが形勢されてゆくのであればとおもうと良いのかなと思えてきます。
 まあ、一番の弱点となるところの結解で万事解決ですが、何でもありになりそうで今後の展開はいろいろと拘束になりそうです。
 まだまだ続くようなので、楽しみにしましょう。

不完全神性機関イリス

不完全神性機関イリス 154cmの最終兵器
著者:細音 啓
ファンタジア文庫

 黄昏、氷結、それぞれの世界観とリンクした新シリーズ。
 上記ふたつの雰囲気が好きだったので、新シリーズも購入です。 
 ちょっと残念なのが、黄昏などの音楽や詩を思わせる雰囲気が薄れてしまっているところです。
 なにか普通のライトノベルです。(あたりまえですが)
 ただ、黄昏や氷結の世界をつくったであろう話であるので、どのようにリンクしてゆくのかは楽しみです。

2012年6月23日土曜日

魔境の女王陛下

魔境の女王陛下 薬師寺涼子の怪奇事件簿
著者:田中 芳樹
講談社NOVELS

 今回の魔境はロシア シベリアです。
 どちらかというと、日本人のシベリアやロシアのちょっと偏ったと思われるイメージを膨らまして魔境に仕立て上げたようにも感じられます。
 登場人物もいつものメンバーが標準的に登場です。

 ちょっと怪奇度は、いままでより低い気がしますが、サーベルタイガーなど怪奇な背景はあっさりでした。
 今回も特定される人たちの悪い面が槍玉にあげられています。 がテンポよく進むところと登場人物たちのいつもの掛け合いで気になるほどではありません。

 決着としてはちょっと物足りなさも感じましたが、最近、へんに深読みの気があるので、素直に読み取ろうとちょっとだけ思いました。

2012年6月20日水曜日

キッチン・コンフィデンシャル

キッチン・コンフィデンシャル
著者:アンソニーボーデイン
訳者:野中 邦子
新潮文庫

 まず、小さな頃の話でタンタンの冒険の本をというところで、ちょうど映画の宣伝しおりがタンタンの冒険でした。
 それであれあれと思っていたら、帯や背表紙に書いてあるとおりとはいえ、これほど赤裸々に、昔のこととはいえ、・・・・書いて大丈夫と思いながらもベストセラーや映画化もされるのもうなずける内容でした。
 
 まあ、これを読むと食べ物屋の都市伝説的な話も昔のアルバイトをしたことを思い出しながら、結構本当なことが含まれてそうであることが感じられるけれど、自分の目で確かめる機会が無いのが残念です。

紫紺の戦魔女

紫紺の戦魔女 ミニスカ宇宙海賊8
著者:笹本裕一
ASAHI NOVELES

 パイレーツもアニメになっているようで帯にも絶賛となっています。
 なにかと登場のウィザードさんや新登場のハンターさんなど主人公よりお姫様中心に回っていると感じる巻ですね。 最近の巻は同じように感じます。 主人公の茉莉香さんもちょっと影が薄いところです。
 もう少しドタバタがあるかなぁとおもったものの、あっさりした終わり趣向を替えて繰り返されそうな気もしますが、ある程度パターン化されるのもスタイルが決まっていたのでしょう。
 今回のメインの魔女さんも次巻に期待なところです。

2012年6月5日火曜日

白銀の難破船

白銀の難破船 ミニスカ宇宙海賊5
著者:笹本裕一
ASAHI NOVELS

  4巻で前後編となっていましたが、5巻は中篇となっています。
  次巻まだ引っ張られました。
  最終兵器的な壮大な話になっていますが、収拾が付くのでしょうか

漆黒の難破船

漆黒の難破船 ミニスカ宇宙海賊4
著者:笹本 裕一
ASAHI NOVELS

 ちょっとした予算系の疑問からいろいろと発展した今回。
 主人公より、しっかりとしてきたグリューエルさんも結構主人公を食ってきているので、題名も変わってしまうかも知れません。
 新たな敵?もで来て、チンピラっぽいながらも凄腕のようです。
 前後編となっているようなので、次巻で落着となるでしょうか

2012年5月30日水曜日

レッド・ドラゴン侵攻!第2部

レッド・ドラゴン侵攻! 第2部 上と下
著者:ラリー・ボンド
訳者:伏見 威蕃
二見文庫

 第1部の SHADOWS OF WAR が思ったより中途なところで終わっていたので、第二部で決着と思っていたら、四部構成だったようです。
 
 最後に国連で演説を行うコトで趨勢というより国際世論のようなものが形成されるまでかとおもっていたらちょっと肩透かし、しかし、これから続くようなので楽しみが増えました。
 あの上院議員は思ったとおりのキャラで思ったとおりの行動でした。
 あんだけ緻密な背景が描かれながらあっさりと退場される人たちもいて、いろんな意味で裏切られつづけた話でもあります。
 ありそうで、ありなさそうな、けれど先を読んでいるようにも感じます

2012年5月22日火曜日

旦那が何を言っているかわからない件

旦那が何を言っているのか分からない件
著者:クール教信者

 始めは、オタクなネタで結構分かるかもと思っていましたが、途中からは知らないことが多くあり、解説部をメインに読みました。
 私もそれなりにオタクな方と思っていたもののまだまだだなということが思い知らされました。
 
 アニメ等も見たコトあるものがあったものの・・解説を見ても分からない、やはりあの掲示板を愛読しなければいけないのかな

 と自分が何を言っているのか分からなくなってきたので、終わりとします。

2012年5月20日日曜日

レッド・ドラゴン侵攻!

レッド・ドラゴン侵攻! 
著者:ラリー・ボンド
訳者:伏見 威蕃

 久しぶりに読み終わったと満足感に浸れました。
 最近は、ライトノベル、または、ライトな読了感を持つものが多かったのもあると思います。
 実際には行われないとは思いますが、あってもおかしくないなぁと思わせる展開です。
 
 始めは、レッド、ブルーとして国名など挙げていませんでしたが、あえて説明するまでも無く
想定国が分かります。
 短い時間の話ですが、描写が細かく、背景も書き込まれてるところもあるので、この満足感に
つながったのでしょう。
 すでに2部が出ていますので、続けて読もうと思います。

2012年5月8日火曜日

ミニスカ宇宙海賊3 コスプレ見習海賊

ミニスカ宇宙海賊3 コスプレ見習海賊
著者:笹本裕一
ASAHI NOVELES

 2巻に続けて、3巻目です。
 え~っとすでに海賊自体を勘違いしているミスマッチ感がウリです。
 こんかいもありがちと思われる設定を並べ立てているとは思いますが、それがこんな展開になってゆくのかはさすがに笹本さんです。
 どこかで趣味で書いた小説ですっていうのを見たコトがありますが、この本、シリーズもそんな雰囲気を感じます。
 宝塚歌劇あたりをイメージしているようなところもあったので、最後は、もうこの流れしか無いと思えるところでした。

ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船

ミニスカ宇宙海賊2 黄金の幽霊船
著者:笹本 裕一
ASAHI NOVELS
 
 帯やはじ書きにも作者自身が書かれていますが、海賊もののありがちな設定を並べ立てて、勢いに任せて書き上げたと感じさせる話でした。
 けれどやはり笹本さんらしい味付けになっています。
 お家騒動だけれども、実際の王様たちはどうしていたのか、背景的なところが気になります。
 まあ、気になりますが、無いところに軽く済ませられるのでしょう。

 気にしてはいけませんねぇ

2012年5月5日土曜日

ミラー衛星衝突 上 下

ミラー衛星衝突 上 下
著者:ロイス・マクマスター・ビジョルド
訳者:小木曽絢子
創元SF文庫
 
 マイルズのシリーズは、6年ぶりです。
 続きが何時出るかとは思っていましたがけれど、著者の別のシリーズがしばらく翻訳されて出ていたようです。

 ひねくれたけれど、的を得たマイルズの思考が今回は、ピンクな傾向です。
 どちらかというと、エカテリンが何かに捕らえられている思考を展開します。
 これがビジョルドの真骨頂と思わせる流れです。

 セタガンタ的、コマール的、バラヤー的となにかとうまい比喩的表現にしていますが、しばらくぶりの本書であったため、xx的なニュアンスを忘れてしまいました。
 読み返すのも手ですが、あとがきやはじ書きにでもフォローがあっても良かったかもしれないなぁと最近のライトノベル的発想をしてしまいました。

2012年5月1日火曜日

神様のいない日曜日Ⅶ

神様のいない日曜日Ⅶ
著者:入江君人
ファンタジア文庫

 神さものいない日曜日も7巻でいきなりながらも終わったなぁと思ってあとがきを読んだところ、まだ終わり   では無いようです。
 唐突感もあったもののそれなりに世界が救われたわけですから目的達成?です。
 
 実際の解決は確かにしていませんが、始めにあげた目標は達成です。
 実際は新たなものが成り立ってはいますけれど、ここで終わりも結構きれいな終わりかもと・・
ナニがなんだか分からなくなりつつある長編もあるので、これらのところも難しいと思うところです。

2012年4月29日日曜日

実戦「危機管理」 平時の指揮官有事の指揮官

実戦「危機管理」平時の指揮官有事の指揮官
著者:佐々淳行
文春文庫
 
 久しぶりのノンフィクションを読みました。
 個人的にはあまり役に立つ立場にはいませんが、経験に裏づけされた示唆にとんだものでした。
 本当に感じること、思いが伝わってきたように思います。

 内容も確かにと感じるものばかりでしたので、平時でも有事(あってほしくないですが)でも小さな立場ではありますが、後ろ指だけは刺されないような行動が出来ればよいなと思います。
 
 アノ人たちにはすこし読んでもらいたいと思うものでもありますね。

2012年4月22日日曜日

算数宇宙の冒険 アリスメトリック!

算数宇宙の冒険 アリスメトリック!
著者:川端 裕人
実業之日本社文庫
 
 まずはじめに表紙を開いてびっくりしました。
 小説のはずなのに左開きの横段落でした。 もしかして一時期流行った携帯小説系かとちょっとあせりました。
 題名にもあるように算数(数学)として、式を書かなければいけないので横書きだったようです。
 
 メインは数学的な命題であるリーマン予想をベースですが、あとがきや解説にも書かれているように数学的、論理的な話は好きだけれども数の素養が無い私としては、式や論理を鑑賞、または雰囲気だけを楽しむコトにしました。
 けれど、アリスメトリックと言葉が浮かんだだけで、このような話に発展し、数字に興味を持つ方向性をもたす入門的に思える小説ができるとは、想像外です。
 雰囲気、式を愛でる読みで終わりましたが、ちょっとは、階乗や素数レベルの話は理解して再度読み返すなどでいれば良いかなとは思うもののさすがに難しそうです。

2012年4月10日火曜日

天使たちの課外活動2

天使たちの課外活動2 ライジャの靴下
著者:茅野砂胡
中央公論社

 毎回小さなことから回りまわって大きな話になってゆきます。
 トゥルークの人たちは、なかなか良いキャラな方たちばかりです。
 ちょっと違った天使達になってきています。
 
 脇役、チョイ役だと思っていた人たちが、あらためて登場して展開してゆきます。
 けれど、靴下探しが、なんでこんなことになるのでしょう。
 ほんと展開が読めないですね。 勢いで転がってゆくようにも感じます。

 一番面白く読んだのは、アドレイヤ伯父さんことお師匠さん登場の短編部分です。
 先によんでから本編読んだらもっと面白かったかも知れません。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない10

俺の妹がこんなに可愛いわけがない10
著者:伏見つかさ
電撃文庫

  険悪なニンゲン関係のはずが、いつの間にか良い方向の関係に変わっています。
 最後には、定番の言葉がありましたが、デレの期間に突入なのでしょうか。
 ありがちな主人公の鈍感さが発揮されてもいますが、マジ神な交友関係がすばらしい。
 なんか、ピアピア動画読んでから、ちょっと使いたくなった言葉もありますが、また新たなイベントを発生させつつ、終了です。
 
  っとナニを書いているか分からなくなってきましたが、まだまだ続くようです。

2012年4月6日金曜日

南極点のピアピア動画

南極点のピアピア動画
著者:野尻 抱介
ハヤカワ文庫

 ライトな話からハードな話まで読んでいてあんまり作品でていないなぁと思っていたら、作家活動よりもPな活動をメイン?にされていたのでしょうか。
 どの作品もですが、アイデアがおもしろい。
 始めはピアピア動画は、単なるネタかと思いましたが、展開の中心になるとは。

 軌道エレベータや双極ジェット、クジラの会話などレイがからむとこんなコトになるなんて思いも寄りませんでした。
 ニコの方は、まだ初心者ですが、分かる気がします。
 特に、はじめの潜水艦の後藤さんや艦長のような感触が自分のような感覚です。

 雲を泳ぐ を鑑賞しながら・・

2012年4月3日火曜日

火の国、風の国物語10-13

火の国、風の国物語 10-13
著者:師走トオル
イラスト:光崎瑠衣
ファンタジア文庫

 火の国、風の国物語、10巻からラストの13巻まで一気に読みました。
 主人公アレスが挫折から立ち直り、一気にラストのハッピーエンド?まででした。

 ライトノベルとしては、厚い本ではありますが、やはり読みやすく軽快です。
 結局、対抗のジェレイドは、最後まで貧乏くじを引いてますが、水戸黄門的な世直し旅の外伝も始まるかも知れません。

 それとも妖魔のフリのあるようなので、地の国、水の国物語が始めるか、もしれません。

氷結鏡界のエデン9 決戦限界 -アマリリス・コーラス-

氷結鏡界のエデン9 決戦限界 -アマリリス・コーラスー
著者:細音 啓
イラスト:カスカベアキラ

 だんだんと黄昏の世界が侵食してきているように感じます。
 開放序詞もそうですし、出てくるセラの虚像もです。

 急展開しているので、後もう少しでしょうか、次回こそ、根本的な秘密が明かされるのではないかと期待できます。

2012年3月25日日曜日

銀盤のトレース age16 飛翔

銀盤のトレース age16飛翔
著者:碧野 圭
実業之日本社文庫

 age15転機に引き続き、飛翔を読みました。
 中盤では、良い結果をだしましたが、最後には、ダメなところで終わりです。
 次の巻への引きなのかも知れませんが、あれっと思います。
 どんどん大きな大会へ、大きな世界へといっていはいますが、悩むところ、失敗するところは、より身近に小さな部分になっているようです。
 これが、逆に身近にリアルに感じるところかも知れません。
 つづきがでるかわかりませんが、続けてほしいと思います。

銀盤のトレース age15転機

銀盤のトレース age15転機
著者:碧野 圭
実業之日本社文庫

 フィギュアスケートを題材にした小説です。
 珍しいと思って手にとりました。
 あまり良くわからないフィギュアのジャンプなどいまだに良くわからないところもありますが、すこし違いがわかったように思います。
 すでにシーズンも終わった時期?と思われるときに読んだのですが、見てみたいと思いました。

 ただ、スポーツとしては、あまりぱっとしたイベントが無く地味な展開です。
 転機と副題が付いていますが、怪我を負ったところから大学に入ったところ、環境がよくなり、優勝したところで終わりです。 たしかに間違いなく転機ですが、通常のスポーツ小説と比べると地味な感じです。
 ただ、悩みやかけ離れた話題も無いので、身近で理解しやすい話となっています。
 次の巻も続けて購入しているので、ちょっと楽しみです。

2012年3月20日火曜日

フルメタル・パニック! アナザー3

フルメタル・パニック!アナザー3
著者;大黒 尚人
原案・監修:賀東 招ニ
ファンタジア文庫

 まずおもったのは表紙のヴォルフは、格好良い
 揶揄されることがおおいかもしれない鉄兜とマッチしてスマートです。

 ストーリーとしては、日常(学園祭)と非日常(軍事キャンプ)が描かれていて対比されてと書きかけましたが、たしかにそうでしたが、日常のなかの非日常、非日常のなかに日常と癖が強すぎる人物たちがドタバタさを冗長させているようにかんじますね。
 
 人物紹介なども終わって登場人物もそろってきたようですので、これからの展開が楽しみですね。

2012年3月16日金曜日

浜村渚の計算ノート 2さつめ

浜村渚の計算ノート 2さつめ ふしぎの国の期末テスト
著者:青柳 碧人
講談社文庫

 計算ノートもにさつめです。
 ルービックキューブや指数、覆面数など数学をベースに推理小説仕立ての話です。
 なかなか理解しているとはいえませんが面白く読みました。

2012年3月11日日曜日

大伝説の勇者の伝説11 ニンゲン総代

大伝説の勇者の伝説11 ニンゲン総代
著者:鏡 貴也
イラスト:とよた瑣織
ファンタジア文庫

 一気に加速してきたと思える展開ですが、ニンゲンに未来をゆだねられた展開は、1年の限定ですが、長く長く展開できそうです。
 なんか、レムルス格好良いと思えてくるところが引き込まれているところかも知れません。
 伏線の回収が多くなされた巻ですが、結局のところ根本の謎が引き立ってきています。
 この世界の成り立ちなどは、明確になるのかちょっと興味がましてきましたが、謎のままおわる気もしてきました。
 最近は何でも解決的なものが多いので、謎は謎のまま終わるのも良いかも知れません。

2012年3月8日木曜日

新・日朝戦争 第三部/第四部

新・日朝戦争 第三部 王朝後継戦争
         第四部 遺言指令
著者:森 詠
徳間文庫

 第三部、第四部を続けて読みました。
 日朝戦争で確かに国連軍として自衛隊がPKFとして参加ですが、日朝戦争となるにはちょっと違う気もしました。
 もっと本格的に自衛隊の戦闘が行われるのかと思いました。
 既に後継問題が片付いた、今であっても本当にありえたかも知れないと思える内容には、引き込まれました。

2012年3月5日月曜日

ミニスカ宇宙海賊

ミニスカ宇宙海賊
著者:笹本 裕一
朝日ノベルズ

 巻き込まれタイプの話が多いような気がしますが、この話も巻き込まれて海賊になった女性船長です。
 宇宙海賊というといろいろなイメージが作られた話は多いですが、私掠船免状・・・結構な制約を感じる設定です。
 今回は、戦争を行っている相手もいなさそうな設定のため、食い扶持がなになのか、それほど海賊営業を真剣にしてしまうとアトラクション度も低くなる気もします。
 
 しかし、お金持ちの学校とはいいながらも、裏がありそうなヨット部、あとの伏線になるのかが楽しみではありますね。
 あとがきでも書かれていましたが、題名はちょっよいただけない感じです。

2012年2月23日木曜日

新・日本朝鮮戦争 第二部 電子防衛網崩壊

新・日本朝鮮戦争 第二部電子防衛網崩壊
著者:森 詠
徳間文庫
 
 日本への核攻撃、ありそうな状況にありそうな対応、けれど決断力のある日本人がいます。
 けれど大勢に流されているようにも感じられるところが本質を突いているからかも知れません。

 電子機器について、核爆発による影響は間違いなくあるとはおもいますが、ここまで影響を受けるものかはちょっと知りたいところです。

2012年2月18日土曜日

なれる!SE6

なれる!SE6 楽々実践?サイドビジネス
著者:夏海 公司
イラスト:ixy
電撃文庫

 スーパー新卒の工兵君も新卒といいながらも経験を積んで、6巻目です。
 今回は、短編集
 どれもありがちなと思われるエピソード、けれど今回はSEでなくても納得できそうな内容。
 
 あいかわらず、スペックの高い人たちで振り回しているようで振り回しているところがなかなか楽しいですね。
 あるあるネタではありますが、思ってもなかなか拾えないですね。

2012年2月15日水曜日

先輩と私

先輩と私
著者:森 奈津子
徳間文庫

 一度読み始めたのだけれども昼間読む話ではないなぁと思い、積読していたのを手に取り読みました。
 日本SF大賞にノミネートされたと聞いたコトがあって手に取った本です。
 しかし、帯にあるように官能系小説だったのでお蔵入りしてました。
 最近は、通勤、帰宅時の電車内での読書がメインなので、さすがに官能系の本を読むのはとしてお蔵入りだったのですが、読み始めると結構面白く、コトの部分以外に表現や思考の流れなどがススーっと頭に入ってきます。
 描写が上手ってことなのでしょう。

 結局、通勤時の電車で読んだので、ちょっとした背徳な気分になりつつ倒錯な味わいがありました。

2012年2月12日日曜日

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。
著者:左京 潤
イラスト:戌角 柾
ファンタジア文庫

 ファンタジア大賞で金賞をとった作品でした。
 この長いタイトル(普段であれば読みませんが)からNEETな話かと思いましたが元NEETな話でした。
 魔王も勇者もいろいろと裏のある話でしたが、勧善懲悪的にシンプルな世の中はどこにも無いってコトかも知れません。
 やはり主人公以外の人たちは何かとスゴイ人ばかりで主人公は残念なばかり、けれどこれが今の現実かも知れません。
 だからこそ受け入れられているのか?も知れませんね。

2012年2月8日水曜日

神様のメモ帳

神様のメモ帳
著者:杉井 光
イラスト:岸田メル

 しばらく前にアニメ放映があったらしい神メモを友達のお勧めもあって読みました。
 「It's the only NEET thing to do.」 
 それがたった一つの冴えたやり方としています。 たった一つの冴えたやりかたときくとジェイムズ・ティプトリーJrの小説を思い出します。
 
 ところどころにパロディと思われる遊びもあって、面白く読みました。
 園芸部長の影を引きずってゆくのかと思ったところが最後に光がさすところがライトなのかも知れませんが、闇ばかりを示しても話が進みませんので良い落としどころとも感じました。

2012年2月2日木曜日

桃色書店へようこそ

桃色書店へようこそ
著者:わたなべぽん
MF文庫

 最近、書店を題材にした書籍を読み機会がおおかったので、ちょっと手を出してみました。
 文庫版のコミックエッセイ。 めずらしさも加味されています。
 
 現実だけにすこし笑える内容です。

新・日本朝鮮戦争 第一部 核攻撃

新・日本朝鮮戦争 第一部 核攻撃
著者:森 詠
徳間文庫

 新日本朝鮮戦争第一部。
 いつ爆発してもおかしくない鳥インフルエンザ、ちょうどインフルエンザが蔓延で学級閉鎖とか定点観測で・・・とニュースが流れる中、第一部がH5N1の強毒性鳥インフルエンザの感染から始まりました。
 多臓器不全や全身感染による状態など、スペイン風邪を取り上げた本を読んでから本当に怖く感じていたとおりの展開です。
 すでに、現在では、金正日は無くなった世界となっていますが、この本がノベル版で出たときには、本当にこのような情勢であってもおかしくないって思えます。
 現実世界とリンクするところが多く、フィクションとは思えないながれです。
 読み進めるば進めるほど本当のことをかなと思えました。
 第二部が楽しみより、ちょっと怖くなってきました。

2012年1月18日水曜日

アクセルワールド01

アクセルワールド01 黒雪姫の帰還
著者:川原 礫
イラスト:HIMA
電撃文庫

 友達に進められて読みはじめました。
 いじめられっ子とお姫様(お嬢様かな)な位置づけです。
 ゲームだけがとりえないじめられっ子といいながらも気を許せる(と思っている)幼馴染な友達もいて、いまどきな後ろ向き性格。 しかし一番面白かったのは、解説です。
 さすがカワカミミノル。 本編が面白かったからなお面白かった 続いているシリーズなので、続きを読んでみようと思う。

パズル・パレス 上・下

パズル・パレス
著者:ダン・ブラウン
訳者:越前 敏弥・熊谷 千寿
角川文庫

 映画では、ダ・ヴィンチ・コードや天使と悪魔などで名が通っていると思います。
 デビュー作とのことです。
 
 パズルや暗号解析コンピュータ、解けない暗号 デジタル・フォートレス、今読んでも全く色あせず読めました。
 安全保障やプライバシーをテーマにまだまだ、一般的に指摘されていなかったと思われるころに予見するような内容だと思います。
 いまでは、普通にライトノベル的なテーマにもなっていると思いますが・・・
 ホントに楽しく読むことが出来ました。

2012年1月9日月曜日

不思議系上司の攻略法3

不思議系上司の攻略法3
著者:水沢あきと
メディアワークス文庫

 不思議上司の3巻目になり、不思議や秘密めいたものが薄れてきました。
 まだまだ秘密な雰囲気がほしいところです。
 出生とまではゆきませんが、まだまだな秘密は抱え込んでいるようですが、不思議さはなくなりました。
 攻略としては、攻略が済んでしまっているようにも感じますが、違う世界への攻略へ旅立ちそうな気もします。
 まだ続くのか気にはなりますが、ベンチャーやシステム系の内容には興味を惹かれました。

2012年1月3日火曜日

鋼殻のレギオス19

鋼殻のレギオス19 イニシエーション・ログ
著者:雨木シュウスケ
ファンタジア文庫

 鋼殻のレギオスのインターミッション的なお話です。
 デルボネの記憶(戦闘経験)をもらったフェリの記憶を整理の一環として、学園生活を愉しむエピソード。
 とくにフェリ中心です。
 いくら研究等も盛んとはいえ、危険なものばかりやコンプレックスなテーマです。

 本編とギャップがあり面白いですが、本編の流れも気になりますね。
 
 いろいろとハジケテしまっていますので、ちょっとつながりが気になりますね。