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2011年12月29日木曜日

僕と彼女のゲーム戦争2

僕と彼女のゲーム戦争2
著者:師走トオル
イラスト:八宝備仁
電撃文庫

  FPSバンザイの小説です。
  私もへたくそながらFPS、TPSは好きなので結構面白く読んでいます。
  コレを読むとCODやフラッシュポイントなどを行いたくなりますが、思ったより時間が取れず実効が伴っていません。
 年末までは、仕事などで時間が取れないので、年始にすこしやってみたいと思います。

2011年12月23日金曜日

大空の決戦

大空の決戦 零戦撃墜王青春期
著者:坂井三郎
光人社NF文庫

 やはり、本当に実践、体感した人の言葉はつたないところがあっても心に響きます。
 自伝的な内容ながらも淡々と語るものは、戦争の悲惨さも感じられながらも当時の雰囲気や考え方が色濃く見えます。
 生き残ることが目的ではなかったもののやはり、生き残った経験が力強く、感じるところが多くあります。
 言葉にすると陳腐になるところがありますが、やはり撃墜王の名が付く人は凄く、感じることが多々ありました。

2011年12月14日水曜日

特別執行機関カーダ

特別執行機関カーダ
著者:クリス・ライアン
訳者:伏見 威蕃
ハヤカワ文庫

 クリス・ライアンの冒険というよりもスパイ小説。
 殺しのライセンスではありませんが、国の敵と目される人物を抹殺する秘密政府組織。
 ところどころに本当の話や地勢、政治、技術が散見されるため、よりリアル差があり、厚い本ながら読了しました。
 翻訳前の「THE HIT LIST」も趣のある書名であると思うので、タイトルのつけ方もいろいろ気になります。
 昔の映画も原題と邦題とでイメージが変わるところがありましたので、そのようなところがあるかが気になりました。
 ストーリも二転三転どころが四転五転の展開で本当の敵、味方誰なのか、真実が人を救えるわけではないことも、良く練られていると感じました。
 本当に最後までだまされたようなところもありました。

2011年12月1日木曜日

神様のいない日曜日Ⅵ

神様のいない日曜日Ⅵ
著者:入江 君人
ファンタジア文庫

 神様のいない日曜日の世界もすこし崩れてきたのかそれとも願いによって、変容してゆくのでしょうか?
 今回は、前巻のそのままの続きで進んでいます。
 今回の主人公は、アイでは無いようです。 それなりの結果は出していますが、前巻に引き続き、ディーとアリスがメインと思われます。
 今回はイベントであるようで、不明確なまま終わってしまっています。 
 これが伏線となって次に進むのかそのまま流されるのか、メインと違う部分で気になってきました。

2011年11月28日月曜日

山歩きのオキテ

山歩きのオキテ -山小屋の主人が教える11章-
著者:工藤 隆雄
新潮文庫

 最近は、裏山の散歩程度しか登れていませんが、オキテを読んで、久しぶりにちょっと登ってみたくなりました。
 しかし、すこし寒くなってきた時期なので、あえなく挫折しつつあります。
 昔は、ある程度教わった基本的な内容をあらためて読んでみると、知っていたつもりのことも、ああぁと再認識されました。

 毎回、通勤途上などでリュックを利用している人を見かけると不恰好な背負い方をしているなぁなどと思っていましたが、振り返ってみるとあんまり変わらない背負い方をしている自分がいました。
 背負い方を修正すると楽になりました。 
 しかし、背負うときおろすときは、ひと手間かかりますので、背負ったときの楽さよりも背負うときの楽さに流されるのでしょう。
 さすがに冬山は、体が出来ていませんので、春に向けてすこし生活を見直してみよう。

2011年11月22日火曜日

究極のドグマ

究極のドグマ 穂瑞沙羅華の課外授業
著者:機本 伸司
ハルキ文庫

 神様のパズルの続編です。
 本屋に並んでいると、神様のカルテとちょっと勘違いしていました。
 今回は、量子ではなく分子。 物理より化学より、生命科学というのでしょうか、のベースですが、
 それで猫の捜索につながるって書いていてどんな話とはおもうけれども、違和感無く引き込まれました。
 近未来なのですが、今でもありそうで、怖くも、温かくも感じました。

2011年11月11日金曜日

陸自教範「野外令」が教える戦場の方程式

陸自教範「野外令」が教える戦場の方程式
戦いには守るべき基本と原則がある。
著者:木元 寛明

 元陸自の方の戦いに関するノウハウと考えるものを野外令やオペレーションズをベースに語られています。
 内容としては、始めの章、戦いの九原則に集約されています。
 内容の理解は、ここだけで良いのですが、やはり原則というものは具体例があると分かりやすくなります。
 原則を戦史にもとづいて書かれています。 基本や原則を理解するとビジネスや普段の生活においても、応用できそうです。というよりも基本原則は、ナニにおいても基本であり、原則になりえることであると感じました。

2011年11月1日火曜日

ビブリア古書堂の事件手帖2

ビブリア古書堂の事件手帖2
著者:三上 延

 ビブリア古書堂の続刊がでるとは思いも寄りませんでした。
 思った以上に人気があるようで、あとがきには3巻目も予定されているみたいです。
 
 古書関係だとジョン・ダニングの本をイメージしてしまいましたが、ちょっと方向性が違い、
どっちかというと文学少女のほうがイメージが近い感じがします。
 前回も書きましたが、安楽椅子探偵っていうのでしょうか、現場に行くことがなく、聞いた情報をもとにいろいろと推理(場合により想像?)しますが、今回は、ちょっとだけ外に出ています。
 すこしずつ栞子さんや周りの人間関係も見えてきています。

 古書にかかわる背景なども有名な話かもしれませんが、薀蓄としては面白いです。
 気にしない人も多いですが、いろいろな背景も分かってくると話の深みも増すと思いますが、詮索すぎるのも問題だろうと思うのでほどほどが良さそうです。

 
 

2011年10月23日日曜日

栄光の<連邦>宙兵隊

栄光の<連邦>宙兵隊 ミッション1 異星使節団を守護せよ
著者:タニア・ハフ
訳者:中村 仁美

 政治家や士官側から見たミリタリーSFは最近読んでいましたが、兵隊である軍曹視点のものは久しぶりな気がします。
 連邦の仕組みや異星人の生態や風俗など気になるところは多いですが、戦争というテーマでは同じような方向性を持つのかもしれないと思わせる内容です。
 作者はもともと軍人出身のようで戦闘の流れは、リアル感があります。
 流れに引き込まれるようで、途中から一気に読み上げてしまいました。
 続きが出ているようで、早めに翻訳してもらって出してもらいたいと思います

2011年10月16日日曜日

リスク・リテラシーが身につく統計的思考法

リスク・リテラシーが身につく統計的思考法
<数理を愉しむ>シリーズ 初歩からベイズ推定まで
著者:ゲルト・ギーゲレンツァー
訳者:吉田 利子

 現代人の基礎教養である確立・統計を解説とあったので手を出しました。
 確かに分かりやすく、数式を使わずに解説してあり、根本の理解が出来たかはべつとして、何かしらの考え方の一歩が見えた気がします。
 

2011年10月4日火曜日

氷結鏡界のエデン9 悲想共鳴-クルーエル・シャウト-

氷結鏡界のエデン9 悲想共鳴 -クルーエル・シャウトー
著者:細音 啓
イラスト:カスカベアキラ
ファンタジア文庫

 前作の黄昏の影が見えながらなかなかつながりが見えてこないところにやきもきしますが、すこしずつ、すこしずつ伏線が拾われながら展開してゆくようです。
 急展開したあとは、すこしゆっくりとした展開になっています。
 この溜めが後に流れにつながるのかも知れませんが、いまでが急な流れであっただけにすこしモタツキを感じるところでした。
 いままでのメインイベントになりえるヒドラとはあっさりと終わっていることころはライトです。
 今回は、モニカとヴァイエルの回です。
 なにかとヴァイエルが見えないところで活躍しているところが心憎いですね。

2011年9月29日木曜日

砂上の剣 イーハの少年剣士

砂上の剣 イーハの少年剣士
著者:水藤 朋彦
メディアワークス文庫

 とりあえず初見でびっくりしたのは、ライトノベルとしては、厚いことです。
 背表紙が3cm以上ありました。
 そのため、ライトノベルは、数日で読み終ることが多いですが、通勤の移動時間だけですが、一週間以上かかってしまいました。
 闘技場にまつわる少年剣士の物語。
 特に精神的な挫折と成長です。 ありがちな感は感じましたが魅力あるキャラクター達が登場するため楽しむことが出来ました。
 今後の話があるかは分かりませんが、後日譚なりがあっても面白そうです。
 

2011年9月23日金曜日

反撃のレスキュー・ミッション

反撃のレスキュー・ミッション
著者:クリス・ライアン
訳者:伏見威蕃
ハヤカワ文庫


  STRIKE BACK
  翻訳前の題名です。 シンプルな題名も良いですが、邦題もなかなか良い感じをうけます。
  元SASの方だけあって、泥臭いながらもリアリティのある内容です。
  作風なのか、世相を反映しているのか、主人公はヒーロー然としておらず、身持ちを崩して底辺を徘徊しています。
  世の中複雑で無いかも知れませんが、ちょっと本当の敵というか謀略の部分が透けて見えます、わかっていてもの部分がたぶんにありますので、楽しんで読めました。 人気のあるのもうなずける内容です。

2011年9月18日日曜日

新人OL、社長になって会社を立て直す

新人OL、社長になって会社を立て直す
著者:佐藤義典
青春文庫

 ちょっと残念だったのが、すごい会社の売れるしくみ新装分割版のようなものだったのところです。
 購入時に内容をみればよかったのかも知れませんが、新たにうれたまさん(勝さん)が活躍するのかなと思っていたのですが・・・

 前作よりも読み易くなったように思うので、よりとっつきやすくなったかも知れません。
 

2011年9月14日水曜日

なれる!SE5

なれる!SE5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア
著者:夏海 公司
イラスト:Ixy
電撃文庫

 仕事をさがさない。
 身につまされる言葉から始まる今回の話。
 相変わらずのハチャメチャ展開ですが、すこしは一端見受けられる仕事だけに笑っていられない。
 ちょとだけそれぞれのキャラと会社の設定が垣間見れるところです。

 今回は、CEの仕事。 言われたままのマニュアル的にこなすひとも多いのですが、本当に我慢強く、振り回される職種だと思います。 
 裏技的な解決手段となっていますが、前向きな解決手段の提案が出来る良い側に回った無いようでした。 通常は、突っ込まれて、事なかれで裏目に出ることも多そうです。
 
 実際は、品質と今後の飯の種を確保するためには、ある程度は行っておかないといけない仕事探し。
 分かっているけれど、半々な納得です。
 しかし、何かやることがありますがでは無くって、自分でコントロールできるように、コレをやりましょうか? で進めたいところですね。
 

2011年9月12日月曜日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない9

俺の妹がこんなに可愛いわけがない9
著者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
電撃文庫

 今回は、主人公の京介さん以外の視点からかかれています。
 そのため、既に本編が終わってしまったかのように思いますが、まだまだ続くようです。
 8巻の続きを別視点からとなっていて、壊れかけていたそれぞれが本当に破綻した人たちになってしまっています。
 あやせさまは、信者をどんどん集めているようですし、兄’sは、どんどんシスコンパラメータを伸ばしているなど、普通度が下がってきていますね。
 
 ちょっと惰性も入ってきていますが、新たな試みもされてきている続きが楽しむですね。
 

2011年9月11日日曜日

山がわたしを呼んでいる!

山がわたしを呼んでいる!
著者:浅葉 なつ
イラスト:方密
メディアワークス文庫

 2000m級の山小屋の話と目について、手の取った作品です。
 最近、行けていませんが、富士山を含めてそれなりの夏山を登ったことがあるので、面白く読めました。
 それぞれのエピソードが確かに勘違いしそうなネタ的なものがが多く、笑い話として冗談として言われているものを地でいった感じがしました。
 誇張、演出しすぎかなと思うところもありますが、久しぶりにちょっと高い山も見に行きたいなと思わせてくれました。
 次の週末には、近場でもハイキングか山歩でも行ってみようかな。
 

開放の日

開放の日
著者:アンディ・マクナブ
訳者:伏見 威蕃
角川文庫
 
 読み終って知りましたが、ニックのシリーズの4巻目のようです。
 これだけでも楽しめましたが、前巻の活躍?をしっていたらもっと楽しめたかも知れませんので、
読んでみようかと思います。
 もとSASの著者なので、いまの首相ではありませんが、泥臭い活躍です。
 けれど尾行や監視の任務は、実際の経験が活かされているようでリアルさを感じます。 
 
 ちょっと気になったのは、今回の主人公も含めて、SASを引退された人たちが落ちぶれた感のある生活をしている話が多いです。
 ベトナム戦争後に戦争からの復員者の雰囲気のようにテロとの戦いの後には同じような雰囲気で著作をかかれているのかも知れません。 まあ勝手な想像ですが・・・

2011年9月8日木曜日

彼女は戦闘妖精9

彼女は戦闘妖精9
著者:嬉野秋彦
ファミ通文庫

 ウォーライクも最終巻となりました。
 もう少し劇的な終幕を迎えるかなとも思いましたが、まあるく収まりました。
 実際の世界の決着は、どうなるのか? は気になりますがそれは別の話になるのかも知れません。
 それなりに謎は謎のままとなりました。
 ちょと残念なのは常葉さんが可愛らしさ全開の性格になってしまったことでしょうか、凛とした立ち振る舞いなどが気に入っていたのですが・・・

2011年9月7日水曜日

一勝九敗

一勝九敗
著者:柳井 正
新潮社

 いまさらながら一勝九敗を読みました。
 まず、第一に思ったのは、思った以上に保守的に仕事や生活を送っているかも知れないと考えたことです。
 さすがに革新的とは思っていませんでしたので、保守的であってもあらためて保守的なと感じるのは、この本を読んで考えたということでしょう。
 半自叙伝的な流れのなかで、経営や会社での思いを良く表現されています。
 世間的に成功しているからこそのところもありますが、失敗して路頭に迷わないところが既に成功と言っていいとも思います。

 

2011年8月29日月曜日

別冊図書館戦争Ⅱ

別冊図書館戦争Ⅱ
著者:有川 浩
角川文庫

 最終巻の文庫化版です。
 文庫になってはあとがきとおまけショートが楽しみになっています。
 今回は、外伝的?番外っていうのでしょうか、脇役な人たちに焦点が当てられています。
 特殊部隊の隊長かなとおもったけれど、副隊長がピックアップされるとはちょっと意外でしたが、背景や人間関係が見えてくるとストーリーも深みを感じてきます。
 この手の話や展開は好きですが、なにか展開がお約束的に流れるものも増えてきたのでちょっと警戒感も感じますね。
 いろいろと決着がついた(一部結果は出ていませんが)安心の巻でした。

2011年8月27日土曜日

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング

コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング
著者:西内 啓/福吉 潤
ぱる出版

 なかなかキャッチーな題名と可愛らしい女の子の表紙。 ジャンル的にもビジネス系の考えをノベル形式でとっつきやすくした入門的な位置づけの本でした。
 あまり細かなコトラーやマーケティングに関することは省かれていた、ストーリーにそれなりに意識つけがされていて、興味を引かせるには、良さそうです。
 ストーリーの中にすでに書かれているところに本音が出ているように思いますが、男は、かわいい女の子と話をしたり、みたりするだけでウキウキする生き物と言っていたりします。
 この本のコンセプトにもなりえそうで、私もそのセグメントにお属しているようです。

2011年8月25日木曜日

フルメタル・パニック!アナザー1

フルメタル・パニック!アナザー1
著者:大黒 尚人
イラスト:四季童子

 フルメタル・パニック!のスピンアウト(外伝?)ものです。
 本編の10年ほどあとのほぼ現在と同時期ながら冷戦終了後のような世界観です。

 著者は、替わっていますが、世界観はそのままです。
 監修に本編の著者が仕切っているようですし、メカデザインやイラストも本編と同じようですので、大きくイメージが変わらないようにしているのかも知れません。
 思ったより主人公のアクが弱そうなのが心配ですが、たぶんヒロイン?のリーナもちょっと影が薄くなりがちに感じましたが、妹の由香里がちょくちょく出てきそうで楽しみです。
 社長と子供もアクがキャラが強そうで主人公達を食ってしまいそうなのでその方向も面白そうです。
 いろいろとできそうなアナザーなので、ハチャメチャかドタバタか楽しみな、シリーズが始まりました。

マジで危ない九死に一生?

フルメタルパニック マジで危ない九死に一生?
著者:賀東招二
イラスト:四季童子
ファンタジア文庫

 雑誌に連載含めた短編です。
 一話だけ本編終了後の話が書き下ろしで入っています。
 ドタバタとラブコメ系のノリは健在のようです。
 久々に短編の軽いノリを堪能しました。

2011年8月24日水曜日

天使たちの課外活動

天使たちの課外活動
著者:茅田 砂胡
中央公論社

 あの太陽と月の天使たちのシリーズが新たに始まりました。
 今回はシリーズ名などは銘打っていないようですが、探偵っぽいないようになりそうです。
 課外活動のフリなのだけれども、何でもありな気もしてきて破天荒な展開にも期待大です。
 課外活動シリーズになるのでしょう。

 新たな登場人物やあらたな制約のもとどのような課外活動になるのかは予想出来ませんが、裏技的な解決もおもしろいですが、正統的に謎や秘密を解き明かすところもほしいところです。

2011年8月21日日曜日

海軍士官クリス・ロングナイフ 救出ミッション、始動!

海軍士官クリス・ロングナイフ 救出ミッション、始動!
著者:マイク・シェパード
訳者:中原 尚哉
ハヤカワ文庫SF

 前巻でお姫様になったクリスですが、今回は、メイドさんをつれて休暇タイムです。
 あとがきやメディア情報をみると著者は、日本のアニメや漫画に興味あるようです。
 原作のペーパーバックの表紙は、如何にも軍人っぽい感じがしますが、翻訳版の場合は、ちょっと
違う印象を受けます。 
 話の中に出てくる容姿に関する部分は、表紙のイラストとはかけ離れているとは思いますが、日本の読者には、こちらのほうがうけるとは思います。
 本編での軍隊やその他の人たちは、結構平和な世界のようで、軍隊がなかったりあっても災害対応や治安維持や訓練不足、規律が乱れていたりとなんかみにつまされる感じをうけるところもありました。
 ただ、そのようなところが人間味をかもし出しているのかもしれませんしね


2011年8月19日金曜日

大魔道師の召喚

魔法プログラマー@ウィズ 大魔道師の召喚
著者:リック・クック
訳者:田辺 千幸
ハヤカワ文庫FT

 シリーズ名の魔法プログラマーってワードが目に付いて購入しました。
 匠の技を師弟制度な魔法をソフトウェア技法(ネタ)で体系化し汎用化を進めたように感じた内容でした。
 年代的なところもありますが、ソフトのクラッシュが命にかかわる魔法の世界に置き換えて世界を形作ったのは面白い発想です。
 最近の傾向かも知れませんが、表紙の絵が日本人好みになっているのでしょう、ペーパーバックの表紙絵のほうが洋物ファンタジーって感じがして、良いのですが感覚が違うのでしょう。
 また、邦題も原題をイメージしにくいです。 そのままとしても、良いかなと思います。

 しかし、軽快で悩ましげな恋愛な味付けもあって人気があるのもうなづけます。
 シリーズ5冊は出ているようですので、翻訳を進めて続けて出版してほしいです。

2011年8月15日月曜日

襲撃待機

襲撃待機 STAND BY, STAND BY
著者:クリス・ライアン
翻訳:伏見 威蕃

 ジョーディ・シャープシリーズになっている1巻目でした。
 元SASの方だけあって状況が具体的で、武器や作戦、行動が経験が活かされていると感じます。
 大局的には、気になる流れもありますが、選択した行動が心情できにも分かるところもあり、リアルさをより感じます。
 SAS出身など閉鎖的、秘密めいた感じをうけていましたが、他にも同様の出自の冒険小説を発表されてきています。
 フィクションとはいえ、ここまで書き込んで良いのかとちょっと心配になりました。

2011年8月10日水曜日

異形たちによると世界は・・・

異形たちによると世界は・・・
著者:COCO
早川書房

 あの早川さんのクトゥルーの擬人化本です。
 あの怖い邪神たちが、なんか可愛くなっています。

 実際のお話の部分は、やはりコワイ内容となっています。

 早川さん含めて楽しめました。

2011年8月5日金曜日

不思議系上司の攻略法②

不思議系上司の攻略法②
著者:水沢 あきと
メディアワークス文庫

 攻略法の続編が出るとは全く予想できませんでした。
 本屋の平台においてあるものを見て、びっくりして手にとってしまいました。
 SEの端くれみたいな仕事をしていることから、この手の話はツイ手にとってしまいます。

 攻略してしまったけれど、違う攻略があるかと思えば、ありがちな攻略前にすこし戻った状況になったようで、五合目からの再攻略なかんじです。
 毎度、火が吹く会社もどうかと思うけれどある程度のソフト系会社なら否定は出来ないかも知れません。
 火消し攻略のほうは、前回と同様に裏技的な手です。
 黒は確保できても信頼は勝ち得ないですね。
 けれど、会社の状況という印籠があって、良い制約条件にはなっているようです。
 続編がでるのであれば、次はナニを攻略するのか楽しみではあります。

2011年8月3日水曜日

浜村渚の計算ノート

浜村渚の計算オノート
著者:青柳 碧人
講談社文庫

 なにかゆとり教育への思いが感じられる設定ですが、数学に関するものをテーマに推理っぽい話でした。
 数学テーマなどの興味をひかせる新しいかなと思える内容でした。
 最近は、萌えな興味を引かせるものを多く見ていますが、数学で四色問題や円周率、ゼロ、フィボナッチ数列などゆとり教育時にはあんまり触れることが無い数学範囲だと思われます。
 すこし強引なところもありますが、面白く読めました。
 ここから数学にのめりこむまでは至りませんが、興味を持たせることにはなりました。
 続きもあるようなので、文庫化を期待します。

2011年7月31日日曜日

別冊図書館戦争Ⅰ

別冊図書館戦争Ⅰ
著者:有川 浩
角川文庫

 なぜかあらすじやあとがきに甘い恋愛話になっているからご注意をな但し書きでしたが、結構本編からしてそうでしたから、あまり気になりませんでした。
 それより、危機管理や自己規制のようなものの考え方については、共感するところがありました。
 分かっているけれど止められないところや規制ばかりがエスカレートしてゆくのは、本当に組織や心情だけでは解けないところです。
 良いバランスが取れるといちばんよいのでしょうが、なかなか気づけないのが本当です。
 っといっても話を楽しむのにあんまり考えすぎるのもダメなので、楽しんで、少しは視野が広がるのが良いのでしょう。
 問題提起のひとつにはなっていると思うので、すこしは周りを見回してゆこうと思います。

2011年7月25日月曜日

僕と彼女のゲーム戦争

僕と彼女のゲーム戦争
著者:師走トオル
イラスト:八宝備仁

 FPSの意味があんなものだったとは初めて知りました。 とは冗談ですが、CODなどをやったことがある私としては、なかなか楽しめました。
 まだまだ人とは行った経験が少ないので、ネットも含めて対戦などやってみたくなりました。
 あと、アンチャーも転がしているので、いちどちゃんとやってみよう。

 それと、単発の話だとおもっていたら、続編がありそうですねぇ
 特殊能力は置いておいて、ゲームにのめりこむ部分は、実感がこもっているので楽しめそうです。

「危機管理・記者会見」のノウハウ

「危機管理・記者会見」のノウハウ
東日本大震災・政変・スキャンダルをいかに乗り越えるか
著者:佐々 淳行
文春文庫

 東日本大震災の復旧・復興がまだ足踏みしているように感じるなか、なるほどと思うことが多く書かれています。
 本当のところは分かりませんが、著者の分析のとおりであれば、この本を参考にしてでも改善してほしいところです。
 帯にもあった「憂いなければ備えなし」は本当にそうおもいました。
 ひとつひとつの内容は、普段感じたり思ったりすることごとですが、長年の経験から一貫して、経験値として蓄積、まとめられています。

 普段の生活や言動にも思い当たる内容もあったのですこし気をつけてみようかなと思います。

2011年7月18日月曜日

氷結鏡界のエデン7 空白洗礼

氷結鏡界のエデン7 空白洗礼
著者:細音 啓
イラスト:カスカベアキラ

 氷結鏡界のエデン7を読了です。
 そろそろ佳境に入ってきたのかなとおもったら、第一楽章(エピソードⅠ)の終了だったとこのことです。
 第なん楽章までの構成で進めているのか気になるところですが、確かに一区切りついた形です。
 宿題ばかりで、投げ出されたように感じる部分もありますが、黄昏とつながってきている世界も気になるところです。
 第二楽章での展開に期待です。

2011年7月12日火曜日

ビブリア古書堂の事件手帳

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
著者:三上 延
メディアワークス文庫

 古書や古本屋のお話と聞いて手に取りました。
 あまり派手な感じもしなかったので落ち着いた書に関する逸話的なものかなぁと勝手に思いながら読了です。
 探偵というほどでもないですが、安楽椅子探偵っていうのでしょうか、人の話を聞いて謎や疑問を解決してゆきます。
 ちょっとイメージしてしまったのが、文学少女です。
 本好きで文学や本に関することはスイッチが入ったように性格がかわり普段は駄目な人で、けれどちょっとした会話から謎や疑問や隠したいことまであきらかにしていまいます。
 
 面白く読めたのですが、どこか既視感を感じながらでした。 なぜなのでしょう
 

2011年7月5日火曜日

彼女は戦闘妖精8

彼女は戦闘妖精8 
著者:嬉野秋彦
イラスト:フルーツパンチ
ファミ通文庫

 戦闘妖精8巻、終局に向かっているのが感じられます。
 関係者も勢ぞろいとなり、片方からの視点ながらいろいろな謎が語られています。
 実際の世界の姿はまだ見えていませんが、透けてみているところでは、初期に語られていた楽園は程遠そうです。
 次巻が最終巻と予告されているので、決着が楽しみです。
 

2011年6月30日木曜日

図書館革命

図書館革命 図書館戦争シリーズ④
著者:有川 浩
角川文庫

 四部作の4巻目、文庫化版です。
 本編より、あとがきやおまけの対談を先に読んでしまいます。
 ネタバレなものになるものも多いですが、より本編を楽しめることが多くなることも多いです。
 図書館戦争のシリーズは、あの児玉清さんとの対談でもあり、より本編を楽しむことができました。
 お約束的な流れもあるのですが、そのような手にでるなど小技、大技にも富んでいます。
 また、実際に取材を行っている関係もあるのでしょうが、場面場面のイメージがしやくテンポも良いので引き込まれました。

2011年6月29日水曜日

剣姫

剣姫 -グレイスリングー
著者:クリスティン・カショア
訳者:和邇 桃子
ハヤカワ文庫

 久しぶりにハヤカワのファンタジーを読みました。
 最近ライト系のノベルが多いので通常文庫の533ページは少し時間がかかりましたね。
 ツイ、あとがきや奥付を先に見てしまうこともあって、海外のヤングアダルト部門での賞をもらったり評価が高いことからファンタジー系とはいえ、日本のライトノベル的な流れになるのかな?とはおもったものの、ファンタジーな新たな世界を構築されていました。
 著者、訳者が女性のためか、生々しい描写はないものの思い悩む心の葛藤はくどいほどえがかれていました。
 初のファンタジー長編ということで気になるところはありますが、賜物というアイデアと心の葛藤が魅力を感じました。
 海外で多い三部作の一作目なので、翻訳含めて続きは気になりました。

2011年6月18日土曜日

レインツリーの国

レインツリーの国
著者:有川 浩
新潮文庫

 阪急電車以来、有川さんが続いています。
 図書館戦争のなかで出てくる仮想の本を現実に作ってしまったものです。
 聴覚障害者の方について、それなりの知識はあったものの、細かな違いについて、理解はしていなかったということを感じました。
 最近は、涙も脆くなったなと思うことしばしですが、このレインツリーの国を電車の中で読みながら、ついホロリと来てしまいました。
 ことばやメールのやり取りに言葉の使い方に、思い及ばなかった視野が開けた、鱗が落ちたと思いました。
 翌日には、またくもって、視野狭窄に陥っているかも知れませんが、そのとき感じた何かだけは残る気がします。

2011年6月14日火曜日

大伝説の勇者の伝説10

大伝説の勇者の伝説10 英雄と悪魔
著者:鏡 貴也
ファンタジア文庫

 今回は、ライナさんが拉致されて、世界の秘密が解き明かされてゆくかと思ったもののほとんど新たな謎が解決されてゆくことも無く、ただし、主要なメンバーがひとつの場所のそろってきて、イベントが起こる前触れを感じさせる巻でした。
 次に一気に展開してゆくことが期待されるので、うらぎられるのか予想通りなのか、ちょっとひねた期待が高まります。
 

2011年6月11日土曜日

図書館危機 図書館戦争シリーズ③

図書館危機 図書館戦争シリーズ③
著者:有川 浩
角川文庫

  内容は、甘い甘い方向に進みつつありますが、抗争も激化しつつあります。
  中立?を守るバランス派の人たちも暗躍して確かにありがちが社会絵図が出来ています。
  
  検閲もバランスもありえそうで、実際に実施されると納得がいかないと感じるものでが多いですが、自主規制も大事ですが、極端になるとやはりダメなのでしょう。
 ただ言葉にすると同じ字面だけれども・・・ どこに線を引くかで内容が全く変わってくるので考えさせられることしかりでした。
 
 

2011年6月6日月曜日

図書館内乱

図書館内乱 図書館戦争シリーズ②
著者:有川 浩
角川文庫

 あまりほめたことではないですが、あとがきとおまけが面白い。
 とりあえず読めばこの感想が分かると思います。
 本編も含めて ある程度本を好きといえる人は、いろいろと感じることが多い内容です。
 一巻に比べて恋愛色(乙女色かな)が強くなってきている感じがします。 検閲と図書館の自由と
面白い発想であって、思考実験的なやりとりもあってドラマになっています。
 ××派というように派閥に関する社会的話題も多く出てきますが、感情、心情、直感的な展開が人間味を感じます。
 この人間味が内容的に解説的、説明的になりそうな話題を身近に感じさせるツナギになっているのかなぁと感じます。

2011年6月2日木曜日

図書館戦争

図書館戦争(図書館戦争シリーズ①)
著者:有川 浩
角川文庫

 先日、阪急電車を読んで、映画も鑑賞したことから手に取りました。
 アニメ等にもなって、ライトノベル読みからも書名は聞いていたので、読んでびっくりでした。
 阪急電車と全く傾向の違うところもあり、ちょっと怖い設定ながらもあまり違和感を感じさせない流れです。
 設定やストーリは怖いところが多々あるのですが、キャラクタというとごへいがあるかもしれないのですが、身近に感じられるディテールとエピソードです。
 突飛な設定、背景があると日常的なエピソードが多いと矮小なイメージや違和感を感じるところもあるのですが、それらを感じることは無く、読めました。
 先日亡くなった児玉清さんとの対談やあとがきにも出てくるように、精緻で綿密で隙を突かせないと表現させる爆発的な妄想力があるのでしょう。
 

2011年5月25日水曜日

壊れる日本人 再生編

壊れる日本人 再生編
著者:柳田 邦夫
新潮文庫

 先日の壊れる日本人と同じタイトルなので、単純な続きなのかなと思って購入した作品です・
 発想や視点の違いを感じる内容をいろいろなエピソードを元に書かれています。
 特に絵本をベースとした内容は確かに惹かれるものがあり、ひとつぐらいは手に取ってみようかなと考えさせられた。
 専門バカや学力の考え方など普段感じていることを分かりやすく書き出されています。
 また、くどくなりがちなエピソードや引用もくどく感じることも無く、イメージをしやすくなっています。
 単純に感化されるのではなく、発想の転換、視点の変更というよりも思考のひろがりを感じます。
 引用や紹介をされている本は、手にとって見たいですね

2011年5月22日日曜日

本当の戦車の戦い方

本当の戦車の戦い方 陸上自衛隊の最前線を描く
著者:木元 寛明
光人社NF文庫
 
 以前に読んだ潜水艦の戦い方が潜水艦の運用や戦術について書かれていたので、戦車も同じ系統の内容と
思って読んでみました。
 運用や戦術を期待して読むと期待をはずされます。
 ただし、北海道での実際の状況はある程度読み取れます。
 もし、北海道に陸上戦力が上陸した場合の広域戦術レベルの考え方は、実際に検討し演習、訓練した内容なんだろうと思います

 書名から以前の戦車と現在の戦車の世の中の動向を描いていることから運用や戦術面での対比などの内容があったらよかったなと思います。

2011年5月16日月曜日

カップヌードルをぶっつぶせ!

カップヌードルをぶっつぶせ!
著者:安藤 宏基
中公文庫

 あのカップ麺の会社社長が書いた半自叙伝です。
 最近は、初代のインスタントラーメン開発に関する話がバラエティのような番組で取り上げているのを聞いてましたが、日清としての会社経営に関するものを聞いたのは初めてでした。
 社内での組織やマーケティングなどいろいろなことをやっていて、いろいろな企業風土があるのだなぁと思いました。
 だからといって単純にまねすれば成功するものではないのが、この手の話です。
 けれど真似する人っているんだろうなぁ いろんなビジネスに関係する本が結構出ていることですしね。
 けれど、コンビにの棚陳列に関する話もでてくるので、結構面白く、いろいろな視点の違いというのを感じたので、読んでよかったですね。
 話としても面白かった。
 

2011年5月15日日曜日

なれる!SE 誰でもできる?プロジェクト管理

なれる!SE 誰でもできる?プロジェクト管理
著者:夏海 公司
イラスト:Ixy
電撃文庫

 あいかわらずな展開ですが、この主人公達は本当に能力が高くワーカーなホリックですね。
 新たな謎をのこしつつの展開ですが、今回PMだと次はナンだ?ってことになりそうです。
 

2011年5月13日金曜日

俺の妹がこんなに可愛いわけがない8

俺の妹がこんなに可愛いわけがない8
著者:伏見つかさ
イラスト:かんざきひろ
電撃文庫

 俺の妹も8巻目、なにか懐かしい感じの話と感じました。
 今回は、なにか懐かしいかんじの恋愛話となっています。 っとおもったら学生の頃によんだ女子中高生向けのライトな恋愛系の話といち時期韓国のドラマで再認識されたと思われるドラマチックなイベントとどんでん返し的な展開です。
 前巻7巻の逆シチュエーションのパターンですが、結局、兄妹、オタクな展開です。
 懐かしい話つながりでゆくと、幼馴染な関係が兄妹の位置に置き換えられて、アニメやオタクな味付けをしたといって良いのかも知れません。
 今回、次巻への伏線的な終わり方はしませんでしたが、まだまだ続きそうでした。

2011年5月8日日曜日

壊れる日本人

壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別
著者:柳田邦男
新潮文庫

 壊れる日本人、書名を見て心惹かれました。
 普段感じていることを、原因も含めて考察されていると感じました。
 特に出だしの携帯の依存については、出勤途中の電車の中で読みはじめたのですが、見回すとほとんどの人が携帯電話を手にしていました。
 私のように本を持っているひとは少なく、携帯の次は、携帯のゲーム機です。
 ここで指摘されている電子メディアにどっぷりと染まっています。
 自分自身もコミュニケーション能力である感情や思いの言語化がつたないと思っていますが、この本を読んで、この不安感の言語化、意識化が出来たように思います。
 また、先日よんだ戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー内での意識化(=言語化)の表現の意味も認識できたようあらためて感じました。
 普段、コンピュータ関係の職だけでなく管理系の作業をしていることから二極化、線引きをすることが多いですが、身につまされる内容でもありました。
 小さい子を持つ人だけでなく、似たようなもどかしさをもっている人には読んでほしいと感じました。
 いまでは聞かなくなりつつある、テレビ一日1時間まで、ゲームは30分などと同じようにネットは1時間、電子メディア(スマートフォンなど)は、プライベートでは何時間など決めて見ようかと感化されました。
 前に風刺であった機械に使われる労働者のように電子メディアやソーシャルツールに使役されることが無い自分になろうと思います。

2011年5月6日金曜日

バカとテストと召喚獣9

バカとテストと召喚獣9
著者:井上堅二
イラスト:葉賀ユイ
ファミ通文庫

 やはり瑞希さんの吉井家生活はあまり詳しく出ずに召喚戦争がメインです。
 いろいろとネタフリ、暗躍、新キャラと伏線も含めて新たな展開が見えながらも召喚戦争も決着です。
 なぜか人柄?のおかげで敵(相手もされていないか)からの塩も受けて、展開、展開です。

 しかし、ねたが豊富なあとがき、が一番気になります。

バカとテストと召喚獣8

バカとテストと召喚獣8
著者:井上堅二
イラスト:葉賀ユイ
ファミ通文庫

 7.5巻の闇ナベから継続のお話です。
 ショートなので、本編とのつながりの無い挿入話かと思ったのですが、時系列も含めてつながっていました。
 また、瑞希さんの吉井家での生活のドタバタがメインかと思いきや、ネタフリのみで召喚戦争がメインです。 それも決着つかずに続きます。
 どちらにしても明久君の人気があるからの展開ばかりです。

 女装、男色なネタ満載のバカテス8、続けて9巻を読んでしまおう。

2011年5月2日月曜日

バカとテストと召喚獣7.5

バカとテストと召喚獣7.5
著者:井上 堅二
イラスト:葉賀ユイ
ファミ通文庫

 今回は、本編の狭間を埋める短編集です。
 短編自体も面白かったですが、あいだの人生相談やポエムなどなかなか出てこない発想です。
 どこからアイデアが出てくるのか心配です。

 題名からそれなりに想像が付く展開とはいえ、本当に、イメージのままの流れで、ちょっと疑いたくもなるところがありました。
 
 外伝、インターミッション的な短編ですが、各キャラクターの個性が固まってきているので楽しく読めています。
 次の話へのつなぎにもなっているようですので、どのようなドタバタでバカな話になるのかちょっと楽しみです。

2011年5月1日日曜日

戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー

戦闘妖精・雪風 アンブロークンアロー
著者:神林 長平
早川文庫

 久しぶりの雪風、堪能しました。 
 謎の星、謎の異性体、謎の戦争と謎だらけで、全く解決が見えない謎ばかりですが、対比されるように人類、人間、人間性、FAFの組織、機械知性体など考察され、解析され、分析され内面が、自分自身が謎となり、それらは解き明かされてゆくと感じました。
擬人化できないものは、謎といいながら理解できないものですから、自分の眼鏡で見た世界しか理解・認識できないのであれば、認識、言語化できない事象は理解も把握できないってことなのでしょう。
 まあ、そこまで哲学的なことは私自身把握も理解も出来ませんが、唐突で突飛な話が多い中、理論的に淡々と進むこの手の話は好きです。
 ただ、読むのみ時間がかかるのだけが難点でしょうか

2011年4月24日日曜日

バカとテストと召喚獣5、6.5、6、7

バカとテストと召喚獣5、6、6.5、7
著者:井上堅二
イラスト:葉賀ユイ
ファミ通文庫

  借りていたバカテスの一気よみです。
  話の途中で繋がりが見えなかったり、登場人物の順番が・・と思っていたところがありましたが、これは短編集で解決です。
 雑誌やWebで間の話をしていたので、前後したところがあるようです。
 ここまで続いていると各登場人物もイメージ化されきてちょっとした行動描写で行動予測が出来ていきます。
 それらが結構効果的に裏切らない話につながっています。
 また、あとがきも面白い、実体験をどこまで脚色されているか分かりませんが、これが本当なら副業と本業を変えたほうが良いかもと思ってしまいますね。
 

2011年4月20日水曜日

武侠三風剣

武侠三風剣
著者:嬉野 秋彦
徳間文庫

 ライトノベルで読んだことのある嬉野秋彦さんの著作です。
 武侠と聞くとやはり中国のイメージがあり、やはりそのとおりで宋の時代の話のようです。
 名前や地名、そのほかになじみにくいところがありますが、勢いを感じます。
 主人公はどうしても影が薄い感じがして、周りの登場人物がアクが強くそちらに惹かれてしまいました。
 最近多い、ハッピーなエンドにはならないですが、明確になっていないところが想像を掻き立てられて良いかなと思いますね、。

2011年4月15日金曜日

バカとテストと召喚獣3.5

バカとテストと召喚獣3.5
著者:井上 堅二
イラスト:葉賀ユイ
ファミ通文庫

 バカとテストと召喚獣の短編?集です。
 本編には端々ででてくるものの唐突間のあるキャラクタやエピソードを埋める作品です。
 雑誌やwebに掲載、公開されていたもののようで、これを読むことでよりバカさが進みます。
 ここまでするとすがすがしさも感じます。
 
 本編よりも各キャラらしさが出ているようで面白く感じました。

2011年4月10日日曜日

バカとテストと召喚獣3

バカとテストと召喚獣3
著者:井上堅二
イラスト:羽賀ユイ
ファミ通文庫
 
 バカバカしい話も3巻目、ここまで真面目に覗きをえがけるなんてすばらしいとしかいえません。
 と真面目に書いてみましたが、回を重ねるごとにどんどん性格が壊れてゆく気もしますが、キャラが立って来たといっても良いのかも
 主人公と思われる吉井も何かとマイナスな活躍をしますが、主人公なりのいいところが、周りの人たちに怪しげな形も含めて好かれていること意外に見出せないのですが・・・
 なぜが虐げられる以外に無いのに好かれている。
 設定も含めて、理由の見えないところも面白く感じていますが、これらの行く先はまだまだ続いてゆくようなので、少しずつ解き明かされてゆくことを期待して、続きを読んでみよう。

2011年4月3日日曜日

バカとテストと召喚獣1、2

バカとテストと召喚獣
バカとテストと召喚獣2
著者:井上 堅二
イラスト:葉賀ユイ
ファミ通文庫

 しばらくまえにアニメ等なっていて、面白かったとお勧めだったのでお借りしました。
 たしかに面白く、えんため大賞の特別賞をとったと聞くと確かに勢いがありますね。
 いかにも学業に対して考えそうでいて、バカバカしいので、公言できないとおもわせることを小説にしているように思えます。
 ばかばかしくて面白かったです。

2011年3月28日月曜日

氷結鏡界のエデン6 水晶世界

氷結鏡界のエデン6 水晶世界
著者:細音 啓
イラスト:カスカベアキラ
ファンタジア文庫

2011年3月24日木曜日

死に至る街

死に至る街
著者:大石英司
中公文庫

 サイレントコアのシリーズとしては、ちょっと異色の内容でした。
 サイレントコアのメンバーが活躍するのは間違いないのですが、今までの魚釣島や沖の鳥島のように純粋な特殊部隊的な活躍ではなく、今回はシューズがですが、巻き込まれ型の展開です。
 結局は二重スパイや公安などの大石さんらしい味付けのある展開で、ハッピーとまでは行きませんが、終息します。
 どこかにねずみやこうもりの残存も気になり、感染野犬などの行動など気になる部分が解決されていない不完全燃焼な部分もありました。

2011年3月21日月曜日

阪急電車

阪急電車
著者: 有川 浩
幻冬舎文庫

 阪急電車、読了しました。
 なにか甘くやさしい連作短編でした。
 なにか阪急電車今津線に乗ってみたくなりました。

 有川浩さんは、ライトノベル作家と言っていたので、また他の作品、図書館戦争や塩の街とかでSFというか軍事的な話だったので、恋愛中心とは思いながらも男性と思っていました。
 しかし、男性にしては、細やかな感性を感じさせる内容でしたし、描写も優しげでした。 恋愛や人間関係中心の語りはやはり女性の感性あってのものだったのかも知れません。
 本当に失礼な勘違いです。 実は、名前をヒロで無く、ヒロシと読んでました。

 話は戻って、映画化もされると聞いたので、これは観に行こうと思っています。
 この人間味豊かな数々の話をどのように映像化されるかは興味があります。 原作どおりの雰囲気がでてると良いなと思います。

2011年3月19日土曜日

タッポーチョ 太平洋の奇跡

タッポーチョ 太平洋の奇跡
著者:ドン・ジョーンズ
訳者:中村 定

 映画、太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男を観て、人間味のある良い話でしたが、あまり戦争の生々しさを感じなかったことから、原作なら雰囲気が違うのかも知れないと思って、本屋で見つけたので購入していました。
 細かいところはやはり違いましたが、基本的な内容は結構忠実に映像化されているように感じました。
 題名から感じたイメージとして、もっと生き残るために狡猾になりふり構わず、厳格に立ち回った様子が描き出されているのではないかとおもったのですが、思った以上に淡々としたないようでした。
 著者が目的とした日本人がしらない、また知ろうとしない歴史的事実がフィクションとして少し誇張化されていたかも知れませんが、書籍として残せたのは良かったかも知れません。
 みんながとまではゆきませんが、少し興味を持った人たちには充分に伝わったのではないかと思います

2011年3月12日土曜日

槍ヶ岳開山

槍ヶ岳開山
著者:新田次郎
文春文庫

 剣岳<点の記>を読んで、映画を見たときに、購入していた槍ヶ岳開山をやっと読了しました。
 新田次郎さんは、緻密な取材をもとに書かれているので好きな作家です。
 
 以前に3000m級の山のぼりをしていたときに登ったことがあったため、開山されたのか興味がありました。
 剣岳のほうが、最近と言えるまで登った記録が無かったことから槍も最近だったのかもと思っていたけれど昔に開山されていたんだなぁと知りました。

 フィクションかもしれませんが、登場人物が人間味があり、行動にそれぞれ欲というのか、動機が見え隠れして感情移入をいつの間にかしていたようです。

2011年3月1日火曜日

ゼロの使い魔20

ゼロの使い魔20 古深淵の聖地
著者:ヤマグチノボル
イラスト:兎塚エイジ
MF文庫

 ゼロの使い魔の相変わらず精神的にダメな主人公たちですが、力も活躍も魅せどころもあります。
 世界が滅亡に向かう大変な状態になっているものの内部紛争であったりと何かの縮図と思われる展開になっています。
 すでにあと二巻で終わりを宣言しているのですが、このペースでは本当に終わるのだろうかと違う心配をしてしまいます。

神様のいない日曜日Ⅳ

神様のいない日曜日Ⅳ
著者:入江 君人
イラスト:茨乃
ファンタジア文庫

 もともと神様と墓守とで異能の力(絶対の力?)をもつ背景がありましたが、3巻から異能者や幽霊なども登場して、今回は願いが叶う塔。
 世界が構築されてゆく楽しさはありますが、いろいろと破綻しないかと心配な方向に流れている気もします。
 なにかと身勝手になってゆくというよりもキャラクタが立ってきて地が出てきたといったほうが良いかも知れません。
 それぞれがどちらの方向へ進んでゆくのか、ちょっと目が離せない不安気な印象を持ちました。
 しかし、ほとんどの人が居なくなった世界にしては、生者、死者ともに、墓守もですが、毎回減ってゆきます。
 ちょっと心配な世界です。

2011年2月17日木曜日

空気の教育

空気の教育
著者:外山 滋比古
ちくま文庫

 またまた、思考の整理学の外山さんの著作です。
 今回は、空気の教育です。 ちょっと古い著作の再販もののようです。
 世の中、空気が読めない、場違いな人々に思って書かれたのでしょう。

 家風や校風、社風など確かに雰囲気をかもし出している場というのは
間違いなくあると感じます。
 それを形成するための思いが詰まっています。
 小さい子供を持っている人に読んでほしいと感じました。
 
 しかし、場をわきまえない人も増えてきているので、この本をよんで、気づきが
あると良いなぁと感じる本でした。

2011年2月15日火曜日

災厄娘inアーカム

災厄娘(アイリーン)inアーカム
著者:新熊 昇/都築 由浩
青心社

 クトゥルフ神話を題材にしたどちらかの言うとライト系と思われる小説です。
 やはりクトゥルフだけあって、アーカム、ミスカトニック、ネクロノミコン、古き神々など基本と思われる内容を押さえています。
 ただ気になるのは、結局自己に力で解決するところがほとんど無いと思うクトゥルフの話と違って、魔法(魔力)により召還も出来ているし、外なる神、邪神もしっかりと擬人化が進んでいます。
 話としては面白かったですが、ちょっとイメージと違ったところでした。
 

2011年2月6日日曜日

マネジメント信仰が会社を滅ぼす

マネジメント信仰が会社を滅ぼす
著者:深田和範
新潮新書

 前書きに要約されているので、そのままで説明終わりではあるのですが・・・

 マネジメントが下手だからビジネスがダメになったのではない、マネジメントなんかにうつつを抜かしているからビジネスがダメになったのだ。

 え~っと確かに納得出来、共感できるところ多数です。
 しかし、経験と勘と度胸でのところは、それらを養うのは確かに必要で育っている人はそれらを使うべきであるところはたぶんに共感できます。
 しかし、まったくマネジメントの手法を無視して、それらのみで判断せよのように読み取ってしまう人たちが出るともっとダメになるのではないかと感じてしまった。
 

2011年2月2日水曜日

スクランブル イーグル生還せよ

スクランブル イーグル生還せよ
著者:夏見正隆
徳間文庫

 今回シリーズ完結の帯が・・・・
 読了しましたが、シリーズの完結に割にはなにも解決していないような気もします。
 今回もシリーズの主人公のはずの風谷の全く活躍は無く、イーグルの関係ない状態で今回の主役は、黒羽さんです。
 妹のドラマのほうの決着がどうなったのかが本当に気になりますが、・・・

 また議員連盟の方たちや総理がどのような扱いになったのか、想像通りの決着になっていると良いなぁと思いつつ、最後に規定さんが良い人になっているのも、なにか残念な気がしますが、これはこれで良かったところです。

 T-4のカレンダーを眺めながら・・・

2011年1月29日土曜日

魔法戦士リウイ ファーラムの剣 煙火の島の魔法戦士

魔法戦士リウイファーラムの剣 煙火の魔法戦士
著者:水野良
イラスト:横田守
ファンタジア文庫

 久しぶりの魔法戦士リウイの書下ろしです。
 魔法戦士リウイは長いシリーズですが、ファーラムの剣になってからが一番長いようです。
 久しぶりの割りに少し薄い巻でしたがすぐに最終話を出すようです。
 そのためか大きな展開がされたもののあっさりと進んでいます。 最大のイベントであるはずのクリシュとの戦いもあっさりと終わっています。
 すでに竜司祭のティカを取り込んでいたからってことなのでしょう。
 成長著しいというかスーパーマンとなっているリウイですが、さすがファンタジー冒険譚、裏事情的な暴露な話もありますが、やはりこうでなきゃと思わせるところが安心できます。

2011年1月27日木曜日

シミタールSL-2

シミタールSL-2
著者:パトリック・ロビンソン
訳者:伏見威蕃
角川文庫

 火山を人為的に噴火させて被害を与えるテロリストの話です。
 なかなか思いつかない発想の軍事スリラーとなっています。
 それも、核搭載の巡航ミサイルであり、核をつくったのは北朝鮮、巡航ミサイルは中国、プラットホームになる原潜はロシアと如何にもアメリカが好みそうな展開の話です。
 メインとなるメガ・ツナミが火山の爆発により本当に発生するのかは興味をかきたてられます。
 いかにもありそうに思えるところが醍醐味なところでしょう。

2011年1月17日月曜日

購入日記

今回も購入日記です。
読了よりも購入の方がお起きが相変わらずしますが、これも良いのでしょう。

・スクランブル イーグル生還せよ     夏見正隆
・空気の教育                  外山滋比古
・マネジメント信仰が会社を滅ぼす    深田和範

 スクランブルは、前巻の尖閣の話からあまり時間をおかず出ています。
 話題となった尖閣で注目が集まったので続けて出たのかわかりませんが主人公がすでに変わっている気もするのであとで読むのが楽しみです。
 外山さんの本はいろいろと気づきの多いことが多いのでこれも楽しみです。
 帯をみると雰囲気が人を育てるような内容のようです。 KYとか流行り言葉がありましたが、期待したいです。
 マネジメント信仰については、最近、マネジメント系ビジネスライトな話を続けて読んでいるので、それらと対比的な内容と思われるので、マネジメント本に対してどのような展開を見せるのかこれも期待大です。

2011年1月15日土曜日

彼女は戦闘妖精7

彼女は戦闘妖精7 
著者:嬉野秋彦
イラスト:フルーツパンチ
ファミ通文庫

 会ったことが無い曾祖母に会いに行く話。
 それだけですが、お父さんの消息やミンストレル達の過去などいろいろと謎?が明らかにされてきて、クライマックスが見えてきたように感じます。
 人間関係もはっきりしてきたところもあって、一気に進展しすぎに感じるところもありますが、壊れた関係も出てくるでしょうから、ちょっと楽しみが増えました。
 ハッピーエンドが多いというか、その手の話が最近多く読んでいたので、どのように落ち着くかも楽しみになりました。
 すべてが丸く収まることは、無いでしょうから。

2011年1月10日月曜日

なれる!SE3 失敗しない?提案活動

なれる!SE3 失敗しない?提案活動
著者:夏海 公司
イラスト:Ixy
電撃文庫

 毎回ムチャな案件をスーパーな人たちスーパーに解決?
 今回は、営業活動です。
 まいどまいどさらに自分達の首を絞めるようなミッションを成功させていますが、今回も見返したいの一心で突き進みます。
 あぁ、すこしでもこれだけの能力をもちたいものだと思います。

2011年1月8日土曜日

神様のパラドックス

神様のパラドックス 上 下
著者:機本 伸司
ハルキ文庫

 先日の神様のパズルに引き続き機本さんの話です。
 今回も量子コンピュータと神と自分に関する話で、神を作ることを目的となります。
 神の定義と神の悩み、存在の有無、深いテーマを面白く解釈して展開しています。

 思考実験的なとおろがたぶんにあるものの、しっかりと世界を救い、かつ神様のパズルと絡みと対比が表されています。
 人物間は疎な関係のようですが、ほのめかしながらも絡み合っています。
 他の著作も手をだして見たいと思います。

2011年1月1日土曜日

パズルの軌跡 穂端沙羅華の課外活動

パズルの軌跡 穂端沙羅華の課外活動
著者;機本 伸司
イラスト:D・K
ハルキ文庫

 先日読んだ 神様のパズルの続編です。
 なにか映画等になっていたらしいですが、未チェックです。

 前回は、外宇宙でしたが、今回は内宇宙です。 いち時期流行ったインナースペースっていうのでしょうか。
 パワースポットとかそれらしい系統の話も話題となっているので、世の中そんなに変わらないのだとうなぁとの感じです。
 っと言いながらも物理をベースに展開する話は、面白く読めました。
 このような手法もあるんだとアイデアに感心です。
 この手は、洗脳系の話で似たようなアイデアを見たことはたぶんにありましたが、しかし哲学ではなくて、宗教系が出てくるとどうしても胡散臭い感じてしまいます。
 実際のところは分からないところが多いですが、自分を知ることを考えると同じような目標が導き出されてしまうのでしょうか?

 解決することはないのでしょうが、やはり同じような疑問は感じたところですね。